【ライターコラムfrom金沢】清水からDFビョン・ジュンボンが加入…守備面の不安解消なるか

【ライターコラムfrom金沢】清水からDFビョン・ジュンボンが加入…守備面の不安解消なるか

今夏、清水から金沢に移籍したビョン・ジュンボン [写真]=野中拓也

 今年の夏、清水エスパルスのDFビョン・ジュンボンが期限付き移籍でツエーゲン金沢に加入した。「今年の3月に1回オファーが来た。あのときは『もっとJ1で』とチャレンジしたけど、残念ながら(試合に)出られなかった。今回、またオファーが来て、移籍したらチャンスがあると思い、移籍を決めた」。金沢との対戦経験はないものの、清水時代にJ2は経験済みだ。「J1より厳しいと思う。クリアボールがそのまま一対一になったりするから本当に難しい。しっかり準備しておかないといけない」

 金沢は守りが不安定になり、失点が増えてしまう試合が少なくない。「センターバックがひとりでもバタバタすると、それが伝染してしまう」(柳下正明監督)。後方の安定が、そのままチームの安定につながる。シーズンの早い段階から、センターバックが補強ポイントなのは明らかだった。そうした中、移籍してきたビョン・ジュンボンは「ビルドアップやカバーには自信がある。J2のゲームも全部厳しい。危ないと思ったらファウルもするし、強く、ガツガツいきたい」と気持ちを高めていた。

 登録上は第24節・ジェフユナイテッド千葉戦から出場可能だったが、千葉戦はメンバー外。練習中にひざを痛めてトレーニングを切り上げていた。幸いにも大事には至らず、一時は別調整を行ったものの、今はチームに合流している。また、トレーニングマッチで試運転を実施。「90分出た。久しぶりに試合に出たので、前回がいつの試合に出たのか覚えていない。試合の感覚を忘れていたけど、思ったよりも良かった。ミスが少しあったので、また切り替えてやりたい」。試合から遠ざかっていた影響なのか、7月上旬、金沢へ合流してしばらくは練習中にきつそうな様子を見せていた。「あのときはしんどかった。もうコンディションもだいぶ上がってきて、体も良くなってきた」という。

 第25節・松本山雅FC戦で初めてベンチ入り。「僕が試合に出たら、マンマークを意識して声を出し、しっかりポジショニングして守れるように頑張りたい。失点したくないし、勝ちたい」と、イメージをふくらませる。ただ、現時点でのビョン・ジュンボンの状態について指揮官は「まだまだ」との見方を示しており、いますぐスタメンに定着することはないかもしれないが、試合状況によって出番が訪れる可能性はある。チームへの適応を図るビョン・ジュンボン。“金沢デビュー”のタイミングは後半戦の注目ポイントだ。

文・写真=野中拓也

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