【浦和vs大宮プレビュー】監督交代で浦和はチーム内競争が活発化…大宮は“浦和キラー”を擁する

【浦和vs大宮プレビュー】監督交代で浦和はチーム内競争が活発化…大宮は“浦和キラー”を擁する

大宮のMF茨田陽生は“浦和キラー”。Jで通算5得点を挙げているが、3得点が浦和戦で決めたものだ [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■浦和レッズ 前節の退場により槙野智章は出場停止

【プラス材料】
 浦和は激動の時を迎えている。7月30日付けでミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除。5年半にわたる体制がシーズン半ばに終わりを迎えた。

 ただ、今回の監督交代は悪いことばかりでもない。特に期待できるのはチーム内競争が活発化することだ。

 ペトロヴィッチ監督は特定の選手に実質的に「特権」を与えていた。コンディションがかなり悪くても主力として起用していたため、マンネリムードが漂っていたし、コンディションの良くない選手がプレーを続けることで結果も出なくなった。それを間近で見てきた後任の堀孝史監督は「本当の意味での競争をしながら戦う準備ができている人間でゲームをやる」とはっきりと宣言。これまでなかった刺激がチームに入ることで、状況が好転する可能性は十分にある。

【マイナス材料】
 浦和は前回のさいたまダービーから3勝1分8敗と成績が急下降し、ペトロヴィッチ監督との契約を解除した。

 チームに混乱が起きているのは想像に難くないが、特に長年にわたって共に戦ってきた主力選手たちの精神面が懸念される。実際、リーグ前節の札幌戦での退場によりダービーを出場停止となる槙野智章は「気持ちの部分は2、3日で消化できるものではない」と吐露していた。とりわけ「息子」と言われていた選手たちのメンタルコンディションは気になるところだ。

 また、2日の練習で遠藤航がゲーム中に足を痛めて途中離脱したのも気になる。その後の練習が非公開となったため現在の状況は不明だが、もし出られないとなると、新体制初戦で日本代表クラスのDF2人を欠くという苦しい事態に直面することになる。

文:totoONE編集部

■大宮アルディージャ 新加入マルセロ・トスカーノは前節さっそくゴール

【プラス材料】
 茨田陽生はここまで柏と大宮でJ1通算5得点を決めているが、そのうち3得点は浦和が相手。“浦和キラー”と言っていいパフォーマンスを見せている。2011年シーズン最終節に決めたゴールは自身にとってのJ1初得点だっただけでなく、柏のJ1初優勝を決定づける一発でもあった。

「浦和との試合では決めている感じがあるし、埼玉スタジアムは優勝を決めたいいイメージがある」とは茨田本人。今年4月の前回対戦でも決勝ゴールを決めて1−0の勝利に貢献しており、アウェイで行われる今回の対戦でも期待がかかる。

 新加入マルセロ・トスカーノは順調にフィットしている。Jリーグデビューを遂げたリーグ前節の神戸戦でさっそく1得点。勝利には結びつかなかったが、ポジショニングの良さと優れた得点感覚を披露した。

【マイナス材料】
 横浜FMに2失点、札幌に2失点、神戸に3失点と、ここ3試合複数失点が続いており、7点とも後半に失っている。ルーカス・ポドルスキに2点を決められたリーグ前節の神戸戦は、中途半端なクリアミスを拾われての失点が目立った。選手個々の能力で競り負けた部分もあったが、「集中力の欠如」を課題に挙げる選手もおり、後半の戦い方が課題と言える。

 チーム最多の6得点を記録している江坂任が、2日の時点で別メニューだった。本人は「万全の態勢でダービーを戦うため大事を取った」と前向きだが、攻撃をリードしてきたエースのコンディションが上がらないと、厳しい戦いが予想される。

 浦和とのアウェイでの対戦成績は6勝3分8敗。ほぼ互角と言えるが、2011年10月を最後に敵地では4試合勝ちがない。

文:totoONE編集部

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