【川崎vsFC東京プレビュー】激戦必至の”多摩川クラシコ”…川崎は6勝5分3敗とホームでのF東京戦に自信

【川崎vsFC東京プレビュー】激戦必至の”多摩川クラシコ”…川崎は6勝5分3敗とホームでのF東京戦に自信

前回の“多摩川クラシコ”はFC東京が3−0の快勝。大久保嘉人(手前)は古巣相手にダメ押しの3点目を決めた [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■川崎フロンターレ 前節は磐田に2−5で敗戦も、チームの継続性を重視か

【プラス材料】
 チームの何かを大きく変えるわけではない。

 今週の練習を見る限り、鬼木達監督はシステムやメンバーの変更を行わない模様。となれば、やるべきことも明確だ。ボールを保持しながら、流動性を持ったサッカーを展開することである。チームとしてのバランスを崩さずに、攻守で我慢強く戦い続けること。それがテーマとなる。その上でチームとして上積みする要素は、リーグ中断期間に実施した函館キャンプで取り組んだスプリント力を表現することだ。中盤の選手がゴール前への推進力を出すことで、より迫力ある攻撃を展開することができるかどうか。リーグ前節の磐田戦(2−5)ではほとんど出すことができなかっただけに、ここの改善点は注目と言えそうだ。

 伝統の多摩川クラシコで得点を量産し、勝利を飾りたい。

【マイナス材料】
 前節の磐田戦は、5失点というショッキングな大敗を喫した。「反省する必要はあるけど、あんまりネガティブに捉える必要もない。練習の雰囲気も緊張感を持ってやれている」と話すのは中村憲剛。このショックを払拭することが求められるだろうが、引きずっている選手は見当たらず、いつもと変わらないチーム状態で臨めそうだ。

 もちろん改善点はある。前節は6分間で3失点、前々節の鳥栖戦では3分間で2失点するなど、失点が連続する悪癖は克服する必要がある。我慢強く守ることは、もう一度意識しなくてはならない。

 FC東京との前回対戦では、敵地で0−3で敗戦。大久保嘉人には移籍後の初得点も献上した。この試合で復帰する可能性もあるだけに、川崎守備陣としては踏ん張りどころでもある。

文:いしかわごう

■FC東京 エースFW大久保嘉人の復帰はあるか

【プラス材料】
 大久保嘉人が全体練習に合流した。一時的にトレーニングを途中で切り上げた日もあり、先発は不確定だが、篠田善之監督は「嘉人は攻守において中心選手であり、決定力不足の解消を図りたい」と期待をかける。大久保(嘉)自身も「等々力でプレーできることを楽しみにしている」と話し、今節のキーマンになることは間違いないだろう。

 例年、順位やチーム状況を反映した戦いにはならないのが、川崎との“多摩川クラシコ”だ。互いの勝利に対する執念が、劇的な展開をもたらしているが、室屋成は「ホームでの多摩川クラシコは、とても良い雰囲気の中で戦えた。アウェイでの対戦は初めてだが、多くのファンの注目を集める中で戦えることを幸せに思い、勝利したい」と意気込みをみせる。チームが勝ち点3に賭けるモチベーションは高い。

【マイナス材料】
 リーグ前節の新潟戦は先制を許す展開。その後多くのチャンスを作りながらも決定力を欠き、同点に追いつくのがやっとだった。決定力不足は一朝一夕に解決できるものではないが、攻撃陣の軸が定まらず、コンビネーション不足であることも明らかだ。この新潟戦で個人技を発揮し、貴重な同点弾を奪ったピーター・ウタカも足に痛みを抱え、コンディションは万全でない。

 また、ボールポゼッションに優れる川崎に対して、高い位置でボールを奪えなければ、押し込まれる時間は長くなるだろう。攻撃力の高い川崎相手に、今取り組んでいる3バックのシステムがどこまで通用するかがカギ。積極的にボールを奪いにいく姿勢を発揮するために、運動量の低下は避けなければいけない。

文:totoONE編集部

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