アラダイス氏、チェルシーの逸材に「あと5年早ければアリやケインに…」

アラダイス氏、チェルシーの逸材に「あと5年早ければアリやケインに…」

今シーズンからクリスタル・パレスにレンタル移籍したロフタス・チーク [写真]=Getty Images

 前イングランド代表監督のサム・アラダイス氏は、U−21イングランド代表MFルーベン・ロフタス・チークがこれまでチェルシーに留まっていたことを惜しんでいるようだ。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が報じている。

 チェルシーのアカデミー出身で将来を嘱望されているロフタス・チークは、試合経験を積むために、アラダイス氏が昨シーズン指揮を執っていたクリスタル・パレスへ1年間のレンタルで移籍することが決定。アラダイス氏の後を引き継いだフランク・デ・ブール新監督にとって、新天地で最初に獲得した選手となった。

 2014年12月10日にチェルシーのトップチームでデビューを果たしたロフタス・チークは、これまで公式戦32試合に出場してきた。しかし、ブレイクが期待された昨季はリーグ戦での出場は6試合、プレー時間は計30分に止まっており、アラダイス氏はチェルシーで満足な出場機会を与えられずに伸び悩むことを恐れているようだ。

「ロフタス・チークがクリスタル・パレスに行くのが見られて嬉しいよ」と話すアラダイス氏は、「彼が5年前に同じようにレンタルに出ていたならば、もうひとりのデレ・アリやハリー・ケインになっていたかもしれない。だが、残念ながら彼の成長はチェルシーに留まることで阻害されてしまった。20歳や21歳になってからではなく、17歳のうちに何らかのレベルでファーストチームのサッカーを経験するべきなんだ。その点、アリはMKドンズにおいてファーストチームでの経験を積んできた完璧な例と言えるね」と語り、若いうちに経験を積むことの重要性を説いた。

「もっと多くの選手がリーグ戦においてサッカーをする必要がある。そして、最終的には元々所属していたクラブに戻って、そこで自分自身の価値を証明しようとするんだ」

 近年ではプレミアリーグの強豪クラブによるレンタル移籍の多さが問題視されるケースも多いが、イングランドにおいて指導者として長年結果を出してきたアラダイス氏の見解は異なるようだ。同氏には遅すぎたと嘆かれたものの、ロフタス・チークはまだ21歳。今シーズンの経験を糧に、これからアリやケインに比肩する存在にまで成長することができるのか。今回のローン移籍の成否に、今後も要注目だ。

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