【札幌vs甲府プレビュー】札幌はホームで連敗脱出なるか…甲府は吉田達磨監督の選手起用にも注目

【札幌vs甲府プレビュー】札幌はホームで連敗脱出なるか…甲府は吉田達磨監督の選手起用にも注目

札幌は負傷していたキャプテン宮澤裕樹の復帰が濃厚。攻守の要として連敗を止める働きが期待される [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■北海道コンサドーレ札幌 夏場の連戦をホームで戦えることは大きな利点

【プラス材料】
 やはりまずは、9日のリーグ第21節横浜FM戦に続いて、中3日で戦う今節もホームで戦えることは好材料だろう。特に真夏のこの時期は、試合をする以外でも、北海道から気温の高い本州に移動するだけでも肉体的な負荷がかかるもの。そうしたなかで比較的涼しい北海道に居残ったまま、この連戦を戦えるというのは間違いなくプラス要素となる。

 そして、今節は宮澤裕樹の復帰にも期待がかかる。左足首痛で前節の横浜FM戦、前々節のC大阪戦を欠場しているこの頼れるキャプテンが復帰したならば、中盤の攻守はグッと引き締まるはず。事実、この選手を欠いての2試合はともに敗れているわけで、連敗を止める意味でもこの選手の出場と活躍には期待したいところである。

【マイナス材料】
 この大事な試合で都倉賢の出場停止はあまりにも痛いと言うしかない。高い得点力を持つこの選手は、その存在そのものがチーム戦術とも表現できるほど。彼が相手ディフェンスの背後を突き、相手を押し下げて間延びさせることで中盤の選手の特徴も引き出されていただけに、どういったやり方でこの試合をマネジメントしていくのか、四方田修平監督の手腕にも期待が寄せられるところ。とはいえ、いずれにせよ大きな戦力ダウンであることは間違いない。

 そして、現在リーグ戦2連敗中と流れが悪い点もマイナス材料だ。積極性は見せるものの、疲労が蓄積してきたのか、後半になると停滞する時間帯も発生してきているだけに、フレッシュな選手を起用して変化をつけたいところではあるが、現在のメンバーをリアルに脅かす選手が乏しい部分もまた、この試合に限らないマイナス材料である。

文:totoONE編集部

■ヴァンフォーレ甲府 横浜FMから加入の高野遼が、リーグ前節で好プレーを披露

【プラス材料】
 9日のリーグ前節浦和戦は0−1と敗れて、第20節G大阪戦に続く連勝はならなかったものの、後半は相手のゴールを脅かし続ける好内容だった。横浜FMから期限付き移籍で加入したレフトバックの高野遼が、77分からの途中出場で甲府デビューを果たし、鋭い左足クロスで何度か好機を演出したことも大きな収穫だ。

 中3日が2度続く状況で迎える札幌戦は、いかに状態の良いメンバーを使うかというところが焦点になるだろう。4日に加入が発表された元G大阪のFWリンスも登録が間に合えば戦力に加わるだろうし、浦和戦は体調不良でベンチ外だった堀米勇輝もいる。また吉田達磨監督は、前節にベンチ外だった選手を先発に抜擢したことが過去にあり、ボザニッチや小出悠太といったマルチロールの登場も想定内だ。

【マイナス材料】
 5日のG大阪戦でリーグ戦7試合ぶりのゴール、11試合ぶりの勝利を挙げたものの、9日の浦和戦は0−1で敗戦。「チャンスは作るのに決められない」という悪い意味での甲府らしさが戻ってしまう展開だった。この札幌戦は同勝ち点で並ぶ残留争いのライバルから「勝ち点を奪う」という意味でも大切になる試合。しかし夏場のウィンドウでジェイ、チャナティップと強烈な“個”を補強し、ホームで圧倒的な強さを見せる札幌に対して、甲府が粘り切ることは容易でない。

 また、21試合で11得点という得点力の低さも、懸念材料に挙げられる。今季リーグ戦で挙げた4勝は、すべて相手を無失点に抑えての勝利だった。裏を返せば、失点を喫した試合は勝利を収められていないということだ。札幌戦に限らない話だが、相手に先制を許すと、試合は一気に苦しいものとなる。

文:大島和人

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