レアルに惨敗したバルサ、外野から「彼が恋しいのでは?」と心配の声

レアルに惨敗したバルサ、外野から「彼が恋しいのでは?」と心配の声

ホームで黒星を喫したバルセロナ[写真]=Getty Images

 ブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマン(PSG)に引き抜かれたバルセロナが、その大きさを早くも痛感させられた。現地時間13日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャのファーストレグ、バルセロナはホームでレアル・マドリードに1−3で惨敗し、今シーズン初タイトル獲得は極めて厳しい状況となった。

 ネイマール移籍後初の公式戦となったこの試合、バルセロナは左ウィングにスペイン代表FWジェラール・デウロフェウを起用した。しかし、個々の突破においても周囲との連係においても全く良い所を見せられずに59分で交代。代わりに入ったスペイン代表MFデニス・スアレスは攻撃にリズムを与えたものの、決定的な仕事をするまでには至らず、ネイマール不在の影響が色濃く出る形となった。

 この日はボールポゼッションでは優位に立ったものの、殆どチャンスを作れなかったバルセロナ。50分にスペイン代表DFジェラール・ピケのオウンゴールにより先制されるも、77分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスが幸運な判定で獲得したPKを、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが決めて同点に追い付いた。しかし、攻撃に人数を掛けながらも効果的なプレーができないのが仇となり、レアル・マドリードの得意のカウンターの餌食となる結果に。80分にはエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、90分には急成長のスペイン代表MFマルコ・アセンシオと、途中出場の2選手に相次ぎファインゴールを決められ、宿敵に完成度の差を見せ付けられた。

 ネイマールを失ったことにより、メッシおよびルイス・スアレスとの“MSNトリオ”が解体されたバルセロナが、永遠のライバルに屈辱を味わわされたのとは対照的に、待望のスター選手を手に入れたPSGは、早速その絶大な効果を享受した。同日行われたリーグアン第2節、アウェーでギャンガンと対戦したPSGは、移籍後初出場を果たしたネイマールの1ゴール1アシストの活躍により3−0で快勝した。

 デビュー戦でいきなりマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれたネイマールは、試合後のインタビューで喜びの声を上げている。

「ゴールに絡むプレー、チームの勝利、チームメイトとのプレー、さらに(MOMの)トロフィーと、デビュー戦には大満足している。バルサを出るのは本当に難しい決断だということは分かっていたけれども、今はとても落ち着いているし、ここに居られることが嬉しい。巷ではバルサを出るのは自殺行為だと考えられていたようだが、実際のところは反対だ。僕はかつてないほど活力に溢れているし、幸せを感じながらプレーしている。変わったのは国、街、チームだけであり、フットボールはいつだって同じだ」

 一方、ネイマール退団のショックを払拭できていないバルセロナには心配の声が上がっており、ラス・パルマスの元ガーナ代表MFケヴィン=プリンス・ボアテングも、「ネイマールが恋しいのでは? ちょっと質問してみたよ(笑)」と、ツィッターでファンに向けて呟いている。

文=北村敦

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