【鹿島vs清水プレビュー】ジーコ氏の来訪が刺激となった鹿島…元鹿島の増田誓志が加わった清水

【鹿島vs清水プレビュー】ジーコ氏の来訪が刺激となった鹿島…元鹿島の増田誓志が加わった清水

前回対戦を制したのは鹿島。0−2から逆転勝利を収めた。チーム3点目を決めたのは金崎夢生(奥)だった [写真]=J.LEAGUE

■鹿島アントラーズ 小笠原満男の復帰で展開力に厚みが増すはず

【プラス材料】
 リーグ前節は川崎に1−3で敗れ、大岩剛監督就任後の不敗記録が8勝1分の9試合で止まった。首位はキープしたものの、上位争いの混戦を招く結果になった。

 大岩監督が「監督交代したばかりのチームはどのチームでも良い反応が起きやすい」と話すように、不敗記録がストップした今こそ、チーム、指揮官の真価が問われる。17日の練習には鹿島の土台を築いたOB、ジーコ氏が来訪。クラブの精神的象徴から勝利に対する意識などが選手に伝えられ、鹿島の原点を見つめ直すきっかけとなり、連敗を避けたい清水戦への士気が高まった。

 また、展開力に欠けた攻撃は、小笠原満男の復帰で改善する見込み。リーグ連覇へ向けて連敗を避け、ホームで勝ち点3を手にしたい。

【マイナス材料】
 連勝、不敗記録がストップした時、その反動を受けるケースがよく見られる。

 つまり長らく負けを経験しなかったチームに、すぐに勝てない時期がやってくるという例だ。負けなかった時期に、本気で取り組むことのできなかった改善点が積み重なり、チームが勝てなくなるという。

 ただ、鹿島の場合は豊富な戦力を抱えており、選手を入れ替えることで改善を図ることができる。大岩剛監督は土居聖真、小笠原満男を先発復帰させ、再びチームの歯車を戻す狙いだ。

 また、ベンチ組に目を移せば、鈴木優磨、安部裕葵と好調を維持する選手がいる。立ち上がりから相手を押し込み、先手を取ることが理想だが、後半に勝負を決められる選手が控えていることを頭に入れながら、勝ち急がずに戦うことを意識したい。

文:totoONE編集部

■清水エスパルス 元鹿島の増田誓志の加入はプラス要素

【プラス材料】
 まだコンディションは十分ではないが、元鹿島の増田誓志が加わったことは、精神面も含めてプラス要素になる。本人も久しぶりの古巣との対戦を楽しみにしており、鹿島に勝つために必要な心構えを周囲に伝えているはずだ。

 もう1人の新戦力、清水航平も今節から出場可能で、身体もよく動いている。いきなりの先発はないとしても、終盤の間延びしてきた時間帯で力を発揮できるタイプなので、スーパーサブとしても期待できる。けが上がりの白崎凌兵も練習に復帰しており、今節の出場は微妙だが、出場した選手たちが危機感を強めて奮起するという効果は期待できる。

 リーグ前節は4失点を喫し1−4で大敗したが、その修正点は明確になっており、選手たちも前向きに取り組んでいる。守備組織に破綻はないため、個人レベルのミスが減れば、失点を減らすことはできるはずだ。

【マイナス材料】
 けが人が非常に多く、特に攻撃陣が苦しい状況なのは前節と同じ。鄭大世やチアゴ・アウベスのような一発のある選手が出場できないなかで、堅守の鹿島からいかに点を取るかというのが大きな課題となる。

 守備も、リーグ戦はここ4試合で10失点とミスによる失点が増えている。

 また、鹿島との通算の対戦成績は、27勝10分27敗と五分の成績だが、優位に立っていたのは主に90年代のこと。リーグ戦におけるここ10シーズンでのカシマスタジアムでの戦績は1勝3分11敗と非常に分が悪く、清水にとっては鬼門の1つとなっている。

 チームの特徴から考えても、カウンターからの失点が多い清水と、カウンター攻撃が得意な鹿島ということで相性は悪い。セットプレーに関しても、清水はひと頃より失点が減ってきたが、ここも鹿島が優位に立ちそうだ。

文:totoONE編集部

関連記事(外部サイト)