【川崎vs札幌プレビュー】前回対戦は1−1のドロー…川崎は小林悠、札幌は都倉賢がキーマン

【川崎vs札幌プレビュー】前回対戦は1−1のドロー…川崎は小林悠、札幌は都倉賢がキーマン

札幌の都倉賢にとっては古巣相手との対戦。前回対戦では82分にヘディングで同点弾を決めている [写真]=J.LEAGUE

■川崎フロンターレ 前節の鹿島戦は家長昭博が右サイドで躍動

【プラス材料】
 リーグ前節は首位の鹿島に3−1で快勝。連勝を飾り、上位戦線に踏みとどまった。

 ここにきて手応えを感じるのが選手層の充実だ。鹿島戦は、右足に違和感を訴えていたエースストライカー小林悠をベンチスタートにしたが、代わりにスタメンで出場した家長昭博が右サイドで躍動。得意のカットインからのシュートで、待望の加入後初ゴールが生まれた。中断明けから得点が湿りがちだった阿部浩之にも得点が生まれ、今節は小林もスタメンから出場できる見込みで、攻撃陣のスタメン争いが一層激しくなっている。

 ACLとルヴァンカップを並行する連戦が始まるが、リーグ戦は札幌や甲府といった残留争いをしている下位チームとの対戦が続く。取りこぼさないことが求められる一戦だ。

【マイナス材料】
 目立ったけが人もおらず、チームのパフォーマンスと結果も順調に右肩上がりになりつつある。その一方で気になるのが、失点場面だ。ここ3試合で喫した失点は2。FC東京戦と鹿島戦だが、その内訳はどちらもクロス対応によるもの。

 今節戦う札幌にはジェイや都倉賢といったハイタワーがおり、前回の札幌戦でもロングボールを都倉に競り負けて失点を喫し、1−1で引き分けている。自分たちの課題を改善するためには、格好の相手とも言えるだろう。

 ゴール前に入ってくる前線の外国人勢だけではなく、その供給源となる福森晃斗の左足も警戒する必要がある。かつて川崎に在籍した福森にとって、対戦相手としてプレーする等々力は特別な思いがあるのは容易に想像できるだけに、しっかりと封鎖したい。

文:いしかわごう

■北海道コンサドーレ札幌 川崎が古巣の選手たちのモチベーションは高い

【プラス材料】
 やはりエースの復帰が大きなプラス材料だ。リーグ前節の甲府戦は累積警告で出場停止だった都倉賢が戦線復帰。万全のコンディションで川崎を相手に走り回るはずだ。この都倉を含め福森晃斗など川崎が古巣である選手が複数おり、モチベーションが高まっていることも、プラス材料に挙げられるだろう。

 都倉が復帰すれば、1−1に終わった前節の甲府戦でも得点を決めたジェイをジョーカー的に使うことも可能になる。この大型ストライカーを試合展開に応じて使い、その力をうまく引き出すことがができるため戦術的なバリエーションがぐっと高まるはずだ。

 また、負傷を抱えての移籍加入となっていたDF石川直樹が今週から練習試合出場を含め全体練習に合流しており、着実に状態がベストに近づきつつある様子。チーム力のアップに直結することは間違いないだろう。

 川崎とは順位こそ離れているが、前回対戦では粘り強く戦って1−1の引き分けに持ち込んでいるため、対戦イメージも悪くないはずだ。

【マイナス材料】
 率直に言って、チーム状態が良いとは言えない。前節は残留争いの直接のライバルである甲府と対戦しているが、内容面では完全に圧倒され、シュートも相手の半数以下しか打てなかった。

 試合前はほとんどの選手が「堅い試合になる」と予想をしていたが、ふたを開けてみると甲府のパスワークの前に手も足も出ないような状況で、完全にチームとしての積み上げの差を見せつけられてしまった。

 ここ最近の数試合を振り返っても、2−0で勝利したものの、9人の浦和に一方的に攻め込まれたり、C大阪には何もできず1−3で敗れたり、横浜FMにも0−2で完敗したりしている。

 チームとしては相当、厳しい状況だと評さずにはいられない。他チームが開幕時から着実にチーム力を高めていっているなか、札幌は全くそれができていない。厳しい言い方になるが、現状では順位上昇の兆しは見つけ難い。

文:totoONE編集部

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