パウリーニョ獲得に落胆するバルサのサポーター、85%が不満の意思を表す

パウリーニョ獲得に落胆するバルサのサポーター、85%が不満の意思を表す

バルセロナ移籍が決まったパウリーニョ [写真]=Getty Images

 宿敵レアル・マドリードと対戦したスーペルコパ・デ・エスパーニャではホームでもアウェーでも惨敗し、リーガ・エスパニョーラ開幕を前にして出鼻を挫かれたバルセロナ。クラブはファーストレグとセカンドレグの間に広州恒大からブラジル代表MFパウリーニョを獲得したが、サポーターは大きな落胆を示している。

 放出阻止は不可能と見られていたブラジル代表FWネイマールが、現実にパリ・サンジェルマンへと去って行った一方、それと引き換えに獲得を目指していたイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティの引き抜きに失敗したバルセロナ。しかし、ネイマールの移籍に際しては、契約解除に伴う違約金として2億2200万ユーロ(約286億4000万円)もの大金を手にした。

 この巨額資金を利用して補強を目指すクラブに対して、当然ながらサポーターは大物の獲得を要求している。実際、バルセロナ寄りのスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が「ネイマールの穴埋めには誰とサインするべきか?」とのアンケートを行ったところ、ユヴェントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが支持率47.8パーセントと断トツの人気を集め、ドルトムントのFWウスマン・デンベレが16.7パーセント、アトレティコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンが10.1パーセント、モナコのFWキリアン・ムバッペとフランス代表の3選手がこれに続いている。また、中盤ではインテリオール、前線では両ウィングでプレー可能なリヴァプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョにも熱視線が注がれており、同紙の別のアンケートでは92.1パーセントの人々が獲得するべきと回答している。

 これらはいずれも、ヨーロッパで成功を収めている26歳以下のテクニックに優れた選手という点で共通している。しかし、ネイマールを失ったクラブが最初に迎え入れたのは、イングランドでの失敗を経て中国で活躍している29歳のフィジカルに優れた選手。そのうえ獲得に4000万ユーロ(約51億6000万円)も費やしたとあれば、サポーターを納得させられる訳はない。事実、同紙が「パウリーニョの獲得に満足か?」との質問を行ったところ、84.6パーセントの人々が「ノー」との不満の意思を表している。

 サポーターから歓迎されることなくバルセロナに入団することとなったパウリーニョだが、強靭なフィジカルと豊富なスタミナを生かしたボール奪取、攻守両面でのセットプレー時の高さ、強烈なミドルシュート、ペナルティエリアへの飛び出しなど、現在のチームに欠けている能力を持ち合わせていることも事実。異なる武器で中盤に活力をもたらし、要求の多い“クレ”(バルセロナのサポーター)に「安い買い物だった」と言わせたいところだ。

文=北村敦

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