「いつも通り」が好調の証…抜群の存在感を示し始めたMF家長昭博

「いつも通り」が好調の証…抜群の存在感を示し始めたMF家長昭博

好調の川崎で存在感を発揮している家長昭博 [写真]=Getty Images

 家長昭博は今、好調の川崎フロンターレで抜群の存在感を示している。

 川崎は23日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝ファーストレグで浦和レッズをホームに迎え、3−1で勝利を収めた。

 33分に中村憲剛の折り返しを小林悠が決めて先制すると、後半立ち上がりにはエウシーニョがこぼれ球を押し込んで2点目を奪った。だが、76分に一瞬の隙を突かれてゴールを許してしまう。試合後に小林が「嫌な空気が流れた」と話したとおり、浦和にとっては大きな、川崎にとっては痛恨のアウェイゴールだった。

 そんな流れを断ち切ったのが背番号41だった。13日に行われた明治安田生命J1リーグ第22節の鹿島アントラーズ戦で待望の加入後リーグ戦初ゴールをマークし、19日の北海道コンサドーレ札幌戦でも2ゴールに絡むなど好プレーを見せていた家長は、この日も巧みなボールキープやハードワークで存在感を発揮。そして85分、左サイドでボールを持つと、一瞬の加速でDFを振り切り、中を確認してふわりとクロスを上げる。これを小林がヘディングで叩き込み、貴重な3点目となった。

 試合後、彼はアシストのシーンを「あまり覚えていない」と振り返り、ゲームについても「いつも通りでした。まだ、第2戦が終わってからですね。間隔も空きますし」と至って冷静にコメントした。だが、「いつも通り」という言葉は調子の悪いときには出てこないはずだ。

 2ゴールを挙げた小林は「アキくん(家長)はチームで一番走っているし、スプリントもかなり多いです。あれだけの選手が、出られない時間が続いて苦しんだと思いますけど、我慢して待った結果が今につながっていると思います。アシストの場面も、僕の特徴を活かすボールで、本当に決めるだけでした」と、そんな家長に称賛の言葉を送っている。

 そして中村も、「もともといい選手ですし、うちにフィットするのに時間かかっただけです。まあ、だいぶ待ちましたけど(笑)。ボールを持てるし、2人で本当にすごく近い距離で(パス交換)できる選手はそんなに多くないので、やっていて楽しくなってきましたよ」と、冗談も交えながら、連携が深まっていることを嬉しそうに明かした。

 浦和とのACL準々決勝セカンドレグは9月13日。その間、リーグ戦やYBCルヴァンカップも控えている。タイトル獲得を目指す川崎のなかで、「いつも通り」にプレーする家長昭博の存在感は、ますます高まっていくだろう。

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