王者レアルを止めたバレンシア…監督は「彼がいれば点を取られていた」

王者レアルを止めたバレンシア…監督は「彼がいれば点を取られていた」

レアル・マドリードでプレーするC・ロナウド [写真]=Getty Images

 UEFAスーパーカップではマンチェスター・U、スーペルコパ・デ・エスパーニャではバルセロナを相次ぎ蹴散らすなど、今シーズンも別格の強さを誇っているレアル・マドリードに、強豪復活を期すバレンシアが立ちはだかった。27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節、バレンシアはサンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードと2−2のドローを演じている。

 この試合、開始10分でスペイン代表MFマルコ・アセンシオに先制点を奪われたバレンシアだったが、続く18分にスペイン人MFカルロス・ソレールが同点弾を挙げると、77分にフランス代表MFジョフレイ・コンドグビアのゴールで逆転に成功する。直後の83分にFKからアセンシオに再びゴールを奪われ、勝利こそ逃したバレンシアだが、敵地で王者相手に貴重な勝ち点を獲得した。

 ボールポゼッションでは圧倒されたものの、守備一辺倒になることなく鋭い攻撃でレアル・マドリードと渡り合ったバレンシア。今シーズンから指揮を執っているマルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、互角の試合だったとの見解を示しながら、チームの戦い振りを褒め称えた。

「どちらのチームが勝ってもおかしくないスペクタクルな試合だった。彼らが攻撃している時は負けるかと思ったが、我々が攻撃している時は勝てると思った。引き分けというのは最も妥当な結果と言えるだろう。バレンシアは素晴らしい試合をした。堅実かつ効果的な守備に、個々の能力を積み重ねた創造的な攻撃と、組織的にバランス良くプレーすることができた。今日は結果にも内容にも満足している」

 マルセリーノ監督はその一方で、複数の主力が欠場したレアル・マドリードの中でも、とりわけエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの不在がラッキーだったとの素直な感想を漏らした。

「もし私がレアル・マドリードから誰か1人削れるなら、C・ロナウドを選ぶ。なぜなら彼は世界で最も決定力の高い選手だからだ。この試合でレアル・マドリードが我々のペナルティーエリア内にボールを運んだ回数を考えると、彼がいたら間違いなく何点か取られていたことだろう」

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督からも、「良い試合が生まれるためには、2つの良いチームが必要となる。今夜は好チーム同士の素晴らしい試合になった」と、白熱した攻防を引き出した戦いを称賛されたバレンシア。過去2シーズンはいずれも12位に沈んだが、今シーズンは上位争いが十分に期待できそうだ。

文=北村敦

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