「大一番は好き」…心身ともに充実の武藤、豪州戦へ「ヒーローになる」

「大一番は好き」…心身ともに充実の武藤、豪州戦へ「ヒーローになる」

ハリル監督に調子を聞かれた武藤は「最高です」と返答 [写真]=佐藤博之

 大舞台への準備は整った。

 26日にリーグ戦を戦ったばかりの武藤嘉紀(マインツ)は28日に日本代表に合流。31日のオーストラリア代表戦に向けた練習に参加し、クールダウンを中心に軽めの調整を行った。

 日本代表メンバーが発表された後に行われたシュトゥットガルトとの対戦で、武藤は前線で孤立。終盤に胸トラップから流れるようなボレーシュートで見せ場は作ったが、シュートはこの一本に終わった。状態は良いだけに、歯痒さが残った。

「ケガを繰り返して代表から離れてしまったけど、やっと帰ってこれた。今はコンディションもいいし、準備は整っている。監督からも『コンディションは良いよな?』と言われて『最高です』と(笑)」

 オーストラリアとの大一番へ、コンディションが良いのはフィジカル面だけではない。メンタル面でも「ベンチを温めるために来た訳ではない。与えられたポジションでチャンスを掴む。決める自信はある」と頼もしい。

 さらに「大一番は好き。(前回のW杯出場を決めた試合で本田圭佑が)PKをど真ん中に蹴った姿を見てきたし、その舞台に自分が立てる、それをもしかしたら自分ができるかもしれないという高揚感がある。ヒーローになるチャンスにワクワクしている」とプレッシャーを感じさせない度胸も満点だ。

 中々噛み合ないマインツと違い、代表のチームメイトは「チームで裏を狙っているし、分かってくれる。問題はない」と語った武藤。豪州戦で鍵となるフィジカル面での充実だけでなく、大舞台に怯まない度胸、さらに理解し合えるチームメイトも得た。

「決める自信はあるけど、取りたい取りたいではなく力を抜くことも大事。運も味方につけて。部屋をきれいにするとか人に親切にするとか、徳を積む。トイレ掃除もします」。そう笑った武藤。運も味方につけて、大一番でヒーローになる。

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