「限られた時間でも決めればいい」…生粋の“点取り屋”岡崎慎司が考える自分の役割

「限られた時間でも決めればいい」…生粋の“点取り屋”岡崎慎司が考える自分の役割

オーストラリア戦から一夜明け、リカバリーを行った岡崎 [写真]=新井賢一

 日本中が熱狂したオーストラリア戦から一夜明け、日本代表がさいたま市内でリカバリーを行った。

 2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選のオーストラリア戦で、日本は2−0で勝利。見事ホームで6大会連続となる、W杯出場を決めてみせた。

 レスターでは今シーズンのプレミアリーグで早くも2得点と、好パフォーマンスを見せる岡崎だが、オーストラリア戦では86分からの出場となった。短い出場時間でも持ち前の献身的なプレーを見せたが、やはり本人の中にも悔しさはあったに違いない。

 22歳の浅野拓磨(シュトゥットガルト)と21歳の井手口陽介(ガンバ大阪)が得点を奪い、“世代交代”とも報じられた昨日の試合。それでも日本代表でこれまで110試合に出場し、50得点を挙げる31歳のベテランFWは焦りを見せず「開き直ったかな」と語る。自らのストライカーとしての役割を冷静に見極めているようだ。

「今の立ち位置はなかなか変わらないけど、ちゃんとやれば試合に出れる可能性はある。試合出るのが限られた時間でも、(得点を)決めればいい。途中交代はあり得るけど、そこを悔やむのではなく、限られた時間でも勝負する」。

 そう前向きに考えられるようになったのは、やはりレベルの高いプレミアリーグで切磋琢磨してきた経験が大きく影響しているようだ。「90分間試合に出たい気持ちだったり、試合の中で重要な選手として思われたいっていう気持ちはもちろん大事。だけど、レスターでプレーする中で自分がやるべきことを考えるようになった。限られた出場時間でも悔いなくやりきる。あと交代の判断については任せるしかないから」と潔く語った。

 指揮官であるヴァイッド・ハリルホジッチ監督に対しても信頼を寄せ、「サッカーが本当に好きな人」と表現。試合後の会見では「プライベートで大きな問題がある」と明かしていた監督だが、岡崎は「そういった中で勝利できたことは監督にとっても良かったし、チームにとっても大きなこと」と安堵した。

「監督は基本を大事にする人。派手なことをやるのではなく、基礎を固めることを大切にしている」。岡崎がそう表現する指揮官のトレーニング法は、自身の心がけるものと共通するものがあるのかもしれない。“派手”さはなくとも“泥臭く、貪欲に”―――。5日に行われる敵地でのサウジアラビア代表戦は、岡崎の得点に期待がかかる。

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