移籍市場短縮に関係者は好意的「イングランドは賢い判断を下した」

移籍市場短縮に関係者は好意的「イングランドは賢い判断を下した」

来シーズンの移籍市場が早期閉幕するプレミア [写真]=Getty Images

 2018−19シーズンのプレミアリーグにおいて、例年より早く移籍市場が閉まることが決まった。今回の決定に際してプレミアリーグのみならず、ヨーロッパのサッカー関係者たちがコメントを残している。

 現行の移籍市場のルールでは8月31日まで他クラブの選手を獲得できていたが、来シーズンのプレミアリーグに加盟するクラブは8月9日までに選手獲得を完了させなければならなくなった。今回の決定は、リーグ戦が開幕してから主力を引き抜かれる事案に反対したクラブ側から投票によって決められたものである。

 イギリスメディア『BBC』によると、先月トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインは「個人的に移籍市場が早く終わるのはいいことだと思っている。シーズンが始まった時にいるチームメイトが出ていかないことは、チームにとってプラスなんだ。選手たちも集中できるだろう」とコメントした。

 また、アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲル監督も「リーグがスタートする前に選手の移動が終わることは理想的だね。今までは選手たちが戸惑っていた。誰が出ていくのか? 誰が入ってくるのか? 迷いは仕事にいい作用をもたらさないんだよ」と、現行のルールに苦言を呈していた。さらに、かつてマンチェスター・Uで黄金期を築いたサー・アレックス・ファーガソン氏もブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョを例に挙げ、ルール改正の必要性を訴えている。

 今回の正式発表はイングランド国外にも波紋を広げた。ユヴェントスのゼネラルディレクターを務めるジュゼッペ・マロッタ氏は「イングランドの決定は賢いものだ。ヨーロッパのフットボールリーグは見習う必要がある。長い移籍期間は騒ぎをもたらすもので、クラブに計画の変更を強いる可能性もあるんだ。だから、移籍期限は制限されるべきであると考えている。リーグ戦がスタートしたら、選手の移動は無くした方がいい」と賛同した。

 他にも、ローマのモンチスポーツディレクターや、モナコのバディム・バシリエフ副会長も今回の決定に好意的なコメントを寄せている。『BBC』が行ったアンケートでも、実に72パーセントのサッカーファンが移籍市場短縮に賛成した。

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