浅野拓磨、代表初得点の地でゴールなるか「もう1回、再現したい」

浅野拓磨、代表初得点の地でゴールなるか「もう1回、再現したい」

前日にドイツから帰国した浅野(中央)。2日の練習はリカバリー中心のメニューを消化した [写真]=三浦彩乃

「初ゴールを決められてうれしかったし、家族も喜んでくれた。もう1回、それを再現したい」。FW浅野拓磨(シュトゥットガルト)が代表初ゴールを決めたのは、6日に控えるニュージーランド戦の会場となる豊田スタジアムだった。本人は報道陣に質問を受けるまでそのことを忘れていたようだが、あのギラギラ感は今でも失ってはいない。

「あの時はこれから海外で勝負するという立場で、ギラギラしている部分がすごく強かった。あの時の自分を思い出しながら、今もやることは大事だと思います」

 昨年6月3日のキリンカップ・ブルガリア戦で、浅野はボールを手放さなかった。試合終盤、FW金崎夢生(鹿島アントラーズ)からパスを受けると、自慢の俊足を発揮して右サイドを駆け上がる。エリア内に侵入したところで相手に倒され、PKを獲得した。「ゴールに対しての貪欲さは常に持っていたい」。キッカーにFW宇佐美貴史(ガンバ大阪/当時)を指名していた指揮官も、最後は浅野の執念に折れた。

 それから1年以上が経過した今も、ゴールに対する貪欲さは変わらない。「どういう形でもいいので、ゴールを取って勝利に貢献したい」。ドイツで経験を積み、「ゴールを取りたい」という気持ちはより強くなったように感じる。

 シュトゥットガルトでは出場機会に恵まれていない状況が続く。週末の試合では、今回招集されているFW武藤嘉紀(マインツ)やFW大迫勇也(ケルン)などがゴールを決めて好調を維持。当然焦りもあるだろうが、同時にライバルたちの活躍は自分を奮い立たせる要因にもなる。

「本当にここから競争が激しくなる。誰一人、(メンバー入りが)確定している選手はいないと思うので、僕もそのメンバーに入れるように、1日1日しっかりとアピールしていかないといけない。緊張感と責任感を持ってやっていきたい」

 すでにロシアへのサバイバルは始まっている。ワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦でゴールを決めたからといって、「定位置に近づいているとは思わない。しっかり結果を残していかないとこの先はない」と浅野は言う。9カ月後、ロシアの大舞台に立つためにはゴールを積み重ねていくしかない。浅野がギラギラとした野心を胸に、代表初得点を奪った地で再びゴールを狙う。

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