ドロー決着のリヴァプール対マンU、 “トーキングポイント”を英国紙が列挙

ドロー決着のリヴァプール対マンU、 “トーキングポイント”を英国紙が列挙

注目の一戦はスコアレスドローに終わった[写真]=Liverpool FC via Getty Images

 14日に行われたプレミアリーグ第8節で、リヴァプールとマンチェスター・Uが対戦。注目の一番は0−0のスコアレスドローに終わった。14日付のイギリス紙『デイリー・ミラー』は、このノースウェスト・ダービーを“5つのトーキングポイント”と共に振り返っている。

■ダイビングはいつかバレる
 この試合は、審判にとっては悪魔のような一戦だ。人を騙す芸術、大げさなリアクション、細かいファウル、そしてテクニカルエリアの茶番劇が付きまとうカードである。マーティン・アトキンソン主審にとっても骨の折れる仕事だったはずだが、全て完璧なジャッジだったとはいかないまでも、選手の評判に合わせて見事に対応した。

 とりわけ元イングランド代表MFアシュリー・ヤングに対しては冷たかった。とはいえ、これまで何度も審判を騙そうとしてきた選手である。こういう扱いを受けて当然だ。そしてブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョも、シミュレーションの評判に泣かされる場面があった。

 悲しい話だが、今のフットボールはこういう状況に陥ってしまった。審判が真っ先に考えるのは、「騙されていないか」ということだ。確かにわざとらしく転げ回るクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンを見れば、審判の対応も理解できる。

■デ・ヘアは盤石
 彼が世界最高のGKなのか、最近では比較対象が少なすぎて断言できないが、確かなのはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアのようなセーブができるのはプレミアリーグでは彼一人だけだ。まるで、両足、頭、膝、お尻、どこでも使ってゴールを奪う一流のストライカーのようにセーブをする。そして常に正しい場所にいてくれる。彼よりも価値のある選手はマンチェスター・Uにはいない。

■サラーの評価は持ち越し
 エジプト代表FWモハメド・サラーは、チェルシー時代にはジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を勝ち取ることができなかった。この試合でも、間違いなくマンチェスター・Uの守備を苦しめたが、何かが欠けている気がした。それは“冷静さ”だ。敵の守備陣を何度も混乱に陥れるも、その度に最後の選択肢を間違ってチャンスをふいにした。最もエキサイティングな選手の一人だったが、まだ25歳なので成長の余地があるはずだ。

■マンチェスター・Uは美しい優勝とはならない!?
 まさにモウリーニョ監督のエゴが本領発揮する試合だった。相手にポゼションを譲るも、試合には決して負けない。彼にとっては、夢にまで見るような、興奮して目を覚ますような一戦と言える。

 同監督からすれば任務完了のはずだが、敵地まで駆けつけたマンチェスター・Uのサポーターはあまり満喫でなかったはず。だが、彼らは今後もこういう内容のゲームをしばしば目の当たりにするであろう。最終的に頂点に立つかもしれないが、指揮官は常に華麗に勝利するわけではない。

■歴史は大して意味を持たない
 リヴァプールほどノスタルジーが好きなクラブはない。試合前日には、アンフィールドの新しいスタンドである「ケニー・ダルグリッシュ・スタンド」をお披露目。さらに試合当日、キックオフ前にもダルグリッシュ氏がピッチに登場した。同クラブにとって“歴代最高”の呼び声が高い選手だが、彼を見る度に1989−90シーズン以来、リーグ制覇から遠ざかっている事実を思い出してしまう。マンチェスター・U戦も悪くないパフォーマンスだったが、悲願のリーグ優勝に近付いているとは言い難い。

(記事/Footmedia)

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