レオニダスからメッシ、C・ロナウドまで…W杯優勝を逃したレジェンドたち

レオニダスからメッシ、C・ロナウドまで…W杯優勝を逃したレジェンドたち

クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ [写真]=Getty Images

 2018 FIFAワールドカップ ロシア・決勝トーナメント1回戦が6月30日に行われ、アルゼンチン代表はフランス代表に、ポルトガル代表はウルグアイ代表に敗戦。ともにベスト16で姿を消すこととなった。

 それぞれのチームで主将を務めたFWリオネル・メッシとFWクリスティアーノ・ロナウドは、今回も悲願のトロフィーを手に入れることができず。ここ10年間にわたって『バロンドール』を独占してきた彼らをもってしても、世界制覇を成し遂げることはできなかった。

 これを受けて、スペインの通信社『EFE』は、W杯優勝を勝ち取れなかった10名のスター選手たちを紹介。いずれもサッカー界にその名を刻む豪華な顔ぶれが並んだ。

■レオニダス(元ブラジル代表)

「ブラジルの歴史的サッカースター」と言えば、誰もがペレの名前を思い浮かべるが、「ブラジル最初のサッカースター」と言えるのが、レオニダスだ。バイシクルシュートのパイオニアとして知られ、「黒いダイヤモンド」と称された。W杯には1934年の第2回大会と1938年の第3回大会に出場。1938年大会では、ブラジル代表選手として初の得点王を獲得した。しかし、ファイナルを見据えて準決勝でレオニダスを温存した作戦が失敗に終わり、最終成績は3位だった。

■フェレンツ・プスカシュ(元ハンガリー/スペイン代表)

「マジック・マジャール」と呼ばれたハンガリー代表のエースとして活躍したプスカシュ。国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)によって「20世紀の得点王」にも選定されたレジェンドだが、1954年のスイスW杯では決勝で西ドイツに敗れて準優勝。その後スペイン国籍を取得し、1962年のチリW杯にスペイン代表として出場したが、グループステージ敗退に終わった。

■アルフレッド・ディ・ステファノ(元アルゼンチン/コロンビア/スペイン代表)

 1950年代にレアル・マドリードで5年連続の欧州制覇を達成したほか、バロンドールを2度受賞。しかしそのスーパースターは、W杯と縁がなく、出場することすらなかった。1962年大会では、スペイン代表の一員としてW杯デビューを果たすチャンスがあったものの、本番前最後の親善試合で負傷。運にも恵まれなかった。

■エウゼビオ(元ポルトガル代表)

 爆発的な加速力と強烈なシュートで「黒豹」の異名をとったエウゼビオ。1965年にバロンドールを受賞すると、翌年のイングランドW杯では9ゴールを挙げて得点王に輝いた。同大会の準決勝で地元イングランドに敗れて世界制覇を逃したが、ポルトガルのW杯史上最高となる3位を勝ち取った。

■ジャンニ・リベラ(元イタリア代表)

 イタリアが生んだ“元祖ファンタジスタ”は、1968年の欧州選手権で優勝。しかし、1962年から4大会連続出場を果たしたW杯では、トロフィーを勝ち取れなかった。頂点にもっとも近づいたのは1970年のメキシコ大会。“世紀の一戦”として名高い西ドイツとの準決勝を制したまでは良かったが、それまでの消耗が激しく、決勝ではペレ擁するブラジルに1−4の完敗を喫した。

■ヨハン・クライフ(元オランダ代表)

 現代サッカーに大きな影響力を与えたオランダの天才プレーヤーも、W杯優勝には手が届かなかった。1974年大会では、「トータルフットボール」と呼ばれる全員攻撃・全員守備で世界中のファンを魅了。しかし、決勝で開催国の西ドイツを前に涙をのんだ。4年後のアルゼンチン大会では出場を辞退し、代表からの引退を発表。のちに「W杯は美しい敗者を作る」という名言を残している。

■ミシェル・プラティニ(元フランス代表)

「フランスの将軍」として親しまれ、1984年の欧州選手権では母国に初の国際タイトルをもたらした。しかし、3度出場したW杯では優勝を成し遂げられず。「1978年は若すぎた、1982年は内臓の具合が悪かった、1986年も脚の具合が悪かった、どういう訳かそういう巡り合わせなんだ」との言葉を残している。

■ジーコ(元ブラジル代表)

「白いペレ」の異名をとり、W杯は1978年、1982年、1986年の3大会に出場。ジーコ、ソクラテス、ロベルト・ファルカン、トニーニョ・セレーゾで構成される“黄金のカルテット”を中心に据えた1982年大会は絶対的な優勝候補だったが、2次リーグでイタリアの“カテナチオ”の前に屈した。4年後のメキシコ大会でも、準々決勝のフランス戦でPKを失敗。苦い思い出だけが残った。

■リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)

 前回のブラジル大会は準優勝、その後も2大会連続でコパ・アメリカのタイトルを逃してきた。「最後のチャンス」として臨んだ今大会では、グループステージ最終戦となったナイジェリア戦で初得点。再び奇跡を起こしたが、W杯では自己最低のベスト16敗退となった。

■クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)

 2年目のユーロ2016で母国に初の国際タイトルをもたらしたが、W杯の優勝には手が届かなかった。スペインとのグループステージ初戦でハットトリックを達成するなど好スタートを切ったが、メッシと同じくW杯の決勝トーナメントでは無得点。「W杯開催の前年度バロンドール受賞者がいる国は優勝できない」というジンクスを打ち破ることもできなかった。

(記事/Footmedia)

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