やっぱりすごかった、プレミアの“金持ちっぷり”! 過去5季の欧州3大リーグを比較

やっぱりすごかった、プレミアの“金持ちっぷり”! 過去5季の欧州3大リーグを比較

多額の資金を移籍市場に投資するプレミアのクラブ [写真]=Getty Images

 8月10日に閉幕したプレミアリーグの移籍市場には、今夏も多額の移籍金が投じられた。各クラブは毎年のように高額な移籍金を費やして選手を補強。その“金持ちっぷり”は他の主要リーグと比べても群を抜いている。過去5シーズンの欧州3大リーグの移籍金総額をまとめた。
(データは8月10日時点のもの、『transfermarkt』参照)

■3大リーグの夏の移籍金総額(過去5シーズン)
・プレミアリーグ
2014−15:約1421億円
2015−16:約1577億円
2016−17:約1793億円
2017−18:約2104億円
2018−19:約1791億円
平均:1737億円

・リーガ・エスパニョーラ
2014−15:約624億円
2015−16:約574億円
2016−17:約649億円
2017−18:約743億円
2018−19:約965億円
平均:711億円

・セリエA
2014−15:約473億円
2015−16:約807億円
2016−17:約965億円
2017−18:約1181億円
2018−19:約1291億円
平均:943億円

 同じ20クラブで構成されているリーガ・エスパニョーラとセリエAと比較しても、やはりプレミアの資金力が際立つ。他の2リーグが平均総額で1000億円を下回っているのに対し、プレミアの平均総額は驚愕の1737億円。今シーズンに至っては、移籍市場が早期に閉まったにもかかわらず、平均を上回る約1791億円もの大金が費やされた。

 昇格組だけで比較しても、資金力の差は明らか。リーガとセリエAの昇格組の平均総額がそれぞれ15億円、31億円なのに対して、プレミアの平均総額は146億円とまさに桁違い。今夏に至っては、フルアムだけで138億円もの大金が動いた。例えば昨夏はブライトン、ハダースフィールド、ニューカッスルの3クラブが、レアル・マドリード(約51億円)やアトレティコ・マドリード(約45億円)以上の補強費を使い、今夏もフルアムが現時点でミラン(約99億円)、インテル(約91億円)、ナポリ(約90億円)よりも多くの移籍金を市場に投じている。

■昇格3クラブの夏の移籍金総額(過去5シーズン)
・プレミアリーグ
2014−15:約84億円
(QPR:55億円、レスター:17億円、バーンリー:12億円)
2015−16:約120億円
(ワトフォード:61億円、ボーンマス:39億円、ノーリッチ:20億円)
2016−17:約93億円
(ミドルスブラ:36億円、バーンリー:31億円、ハル:26億円)
2017−18:約169億円
(ブライトン:60 億円、ハダースフィールド:56億円、ニューカッスル:53億円)
2018−19:約266億円
(フルアム:138億円、ウルヴァーハンプトン:89億円、カーディフ:39億円)
平均:146億円

・リーガ・エスパニョーラ
2014−15:約2000万円
(エイバル:2000万円、デポルティーボ:0円、コルドバ:0円)
2015−16:約16億円
(ベティス:11億円、ラス・パルマス:5億円、スポルティング・ヒホン:0円)
2016−17:約15億円
(アラベス:8億円、レガネス:4億円、オサスナ:3億円)
2017−18:約34億円
(ヘタフェ:16億円、ジローナ:9億円、レバンテ:9億円)
2018−19:約13億円
(ラージョ・バジェカーノ:8億円、ウエスカ:4億円、バジャドリード:1億円)
平均:15億円

・セリエA
2014−15:約25億円
(パレルモ:24億円、チェゼーナ:1億円、エンポリ:0円)
2015−16:約31億円
(ボローニャ:31億円、カルピ:0円、フロジノーネ:0円)
2016−17:約34億円
(ペスカーラ:16億円、カリアリ:12億円、クロトーネ:6億円)
2017−18:約36億円
(ベネヴェント:26億円、SAPL:6億円、ヴェローナ:4億円)
2018−19:約32億円
(エンポリ:16億円、パルマ:10億円、フロジノーネ:6億円)
平均:31億円

 プレミアは欧州主要リーグの中で最も金持ちなリーグであることは間違いないが、その理由の一つが大富豪オーナーの存在だ。2003年にチェルシーを買収したロマン・アブラモヴィッチ氏を筆頭に、世界各国の投資家や資本家がリーグの“ブランド力”に注目。次々とクラブを買い取り、移籍市場に多額の資金を投じている。2008年からUAE投資グループの後ろ盾を受けているマンチェスター・Cや、2016年に当時2部ながら中国の投資会社に買収されたウルヴァーハンプトンのように、プレミアと“金満オーナー”の存在は切っても切り離せないものになった。

 もう一つの理由は、高額なテレビ放映権料だ。過去には『スカイスポーツ』と『BTスポーツ』が2016−17シーズンから2018−19シーズンまでの放映権を約51億ポンド(約7220億円)で買い取ったことが話題になった。昨シーズンはマンチェスター・Uが最多の約1億5000万ポンド(約212億円)もの放映権料を受け取ったほか、最下位で2部へ降格したウェスト・ブロムウィッチでさえ約9500万ポンド(約134億円)もの大金を手にした。20クラブの総額は約24億ポンド(約3400億円)。プレミアは放映権料でもリーガ(約2100億円)、セリエA(約1275億円)を凌駕している。

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