【C大阪vs広島プレビュー】C大阪は柿谷や山村ら前線に離脱者相次ぐ…広島はベリーシャが攻守に抜群の存在感

【C大阪vs広島プレビュー】C大阪は柿谷や山村ら前線に離脱者相次ぐ…広島はベリーシャが攻守に抜群の存在感

柿谷曜一朗の再離脱は、C大阪にとって悩みの種だろう [写真]=Getty Images

■セレッソ大阪 天皇杯で格下相手に敗れたショックを払拭できるか



【プラス材料】
 リーグ前節の長崎戦に2−0で勝利。リーグ再開後初白星となった前々節の清水戦に続き、2連勝を飾った。3分の先制点でゲームの主導権を握り、終盤の89分に相手の望みを打ち砕く追加点をマーク。いずれもセットプレーから効率良く得点し、守ってはリーグ戦9試合ぶりのクリーンシートを達成と、以前の堅実ぶりを取り戻しつつある。

 ミッドウィークに開催された天皇杯では、J2の甲府相手に120分を戦って0−1の敗戦。国内タイトル獲得への道がここで一つ断たれてしまったことは非常に残念ではあるが、この甲府戦では一部でターンオーバーを採用した。杉本健勇や清武弘嗣ら主力メンバーの疲労蓄積を軽減できた点は、今節に向けてのプラス要素の一つと言える。

【マイナス材料】
 柿谷曜一朗や山村和也ら最前線を担える選手に負傷離脱が相次いでいる。柿谷は第18節・仙台戦、第19節・神戸戦で一度戦列に戻ったが、その後再び離脱。前節の長崎戦は2得点ともセットプレーから挙げ、流れからの得点が奪えていない。中断明け以降、9試合で10得点と攻撃面の停滞感は否めないため、早期の復帰が待たれるところだ。

 また、天皇杯で甲府に敗れ、公式戦3試合ぶりの黒星。リーグ戦でようやく浮上の兆しが見えてきていたなか、格下相手の敗戦がチームの勢いに悪影響を及ぼしてしまわないか、気掛かりではある。今節は首位・広島に挑む一戦とあって、通常以上のモチベーションで臨めるであろうことをプラスに捉え、敗退のショックを払拭したい。

文:totoONE編集部

■サンフレッチェ広島 前節は痛恨の逆転負け、後半戦は6試合で10失点と守備に不安



【プラス材料】
 天皇杯の名古屋戦では延長戦までもつれこみながらも、終わってみれば4−1で勝利し、ラウンド16に進出した。公式戦初先発のベリーシャが尻上がりに調子を上げ、攻守にわたって抜群の存在感を発揮。特に延長前半、裏への美しいパスでパトリックを走らせた2つのプレーは圧巻で、1つ目が相手センターバックの退場を誘い、2つ目ではパトリックのゴールをアシストし、勝負を決定づけた。パトリックのハットトリックも素晴らしい成果だが、プレッシャーの中でもボールを保持し、決定的なパスも出せるベリーシャの存在が今後のリーグ戦でも大きなオプションとなってくる。

 また、得点にこそ絡めなかったが、強烈無比な左足とアイディアで名古屋の守備陣を苦しめた広島ユースの東俊希も面白い存在。若者の台頭が待たれる広島にとっては、待望の新星登場である。

【マイナス材料】
 川崎戦で今季初めて逆転負けを喫してしまったショックは大きい。川崎が仕掛けた約20分間の強烈なプレスにボールを保持できず判断ミスや技術的なミスを繰り返してしまった敗戦は、広島がまだまだ発展途上であることを如実に示した闘いだった。これで後半戦6試合で10失点。前半17試合8失点という驚異的な堅守を見失ってしまったと言っていい。

 また天皇杯・名古屋戦では想定外の120分マッチとなったことも広島にとっては大きなマイナスだ。フルタイム出場の水本裕貴や千葉和彦、林卓人という守備陣に加え、ベンチスタートの青山敏弘やパトリック、稲垣祥らも想定以上に長い時間のプレーを余儀なくされた。30歳以上のベテランが多い広島にとって、C大阪戦まで中2日と回復時間が少ないことは厳しいと言わざるをえない。

文:紫熊倶楽部 中野和也

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