いつもより特別な頂上決戦…カップ戦決勝で実現したダービーマッチは?

いつもより特別な頂上決戦…カップ戦決勝で実現したダービーマッチは?

[写真]=Getty Images

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス2018で、史上初めて決勝での“スーペルクラシコ”が実現することとなった。アルゼンチンのボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートが激突。両者の対戦は“スーペルクラシコ”と呼ばれ、世界屈指の熱いダービーマッチとして知られている。

 日本でも、10月27日に行われた2018JリーグYBCルヴァンカップ決勝で、湘南ベルマーレと横浜F・マリノスによる“神奈川ダービー”が実現したばかりだ。白熱した戦いを記憶している人も多いだろう。

 では、カップ戦の決勝で実現したダービーマッチはどのくらいあるのか。今回は過去5年間に欧州で行われた“決勝ダービー”の中から、選りすぐりのゲームを紹介する。

写真=ゲッティイメージズ

■2012−13 チャンピオンズリーグ決勝/デア・クラシカー
2013年5月25日 ドルトムント 1−2 バイエルン
<得点者>
60分 0−1 マリオ・マンジュキッチ(バイエルン)
68分 1−1 イルカイ・ギュンドアン(ドルトムント)
89分 1−2 アリエン・ロッベン(バイエルン)

ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた決勝戦は、チャンピオンズリーグ史上初のドイツ勢同士の激突となった。1−1で迎えた89分、アリエン・ロッベンが劇的な決勝点をマーク。バイエルンが土壇場でトロフィーを手繰り寄せた。彼らは続くDFBポカールでも優勝し、ドイツ史上初の3冠を達成。圧倒的な強さで快挙を成し遂げた。





■2012−13 コッパ・イタリア/ローマ・ダービー
2013年5月26日 ローマ 0−1 ラツィオ
<得点者>
71分 1−0 セナド・ルリッチ(ラツィオ)

イタリアの首都に拠点を構える両クラブが決勝で激突した。彼らの本拠地であるスタディオ・オリンピコで“ローマ・ダービー”史上初めてタイトルが懸かったゲームが行われるとあって、試合前からサポーター同士がヒートアップ。ついには、ローマ法王が友好的な観戦を訴え、イタリア大統領は内閣府へ両チームを招集、激励する事態となった。迎えた本番ではラツィオが1−0で勝利し、“首都決戦”をモノにした。





■2013−14 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝/エル・クラシコ
2014年4月16日 レアル・マドリード 2−1 バルセロナ
<得点者>
11分 1−0 アンヘル・ディ・マリア(レアル・マドリード)
68分 1−1 マルク・バルトラ(バルセロナ)
85分 2−1 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)

2010−11シーズンに続いて、決勝での“エル・クラシコ”が実現。加入1年目のギャレス・ベイルが58メートルの距離を時速27キロで駆け抜けて決めた“ゴラッソ”が決勝点となり、レアル・マドリードが19度目の大会制覇を果たした。





■2013−14 チャンピオンズリーグ決勝/マドリード・ダービー
2014年5月24日 レアル・マドリード 4−1(延長) アトレティコ・マドリード
<得点者>
36分 0−1 ディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード)
90+3分 1−1 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
110分 2−1 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
118分 3−1 マルセロ(レアル・マドリード)
120分 4−1 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)

“欧州最強”を決める大会で、史上初めて同じ都市を本拠地とするチーム同士が決勝で対戦した。試合は後半アディショナルタイム、レアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが起死回生の同点弾をマーク。延長戦でさらに3ゴールを追加したレアル・マドリードが、悲願の“ラ・デシマ”(10度目の欧州制覇)を達成した。





■2015−16  テュルキエ・クパス(トルコ・カップ戦)/クタラララス・デルビ
2016年5月26日 ガラタサライ 1−0 フェネルバフチェ
<得点者>
31分 1−0 ルーカス・ポドルスキ(ガラタサライ)

トルコで最も成功を収めたクラブ、ガラタサライとフェネルバフチェによる対戦は「クタラララス・デルビ」と呼ばれ、100年以上前から行われてきた。国際的な知名度はそれほど高くないが、イギリス紙『ミラー』選定の「世界で最も激しいダービーマッチ」では第5位にランクイン。ガラタサライに所属する長友佑都も「半端ない」と感嘆するほどの熱さを誇る。2016年には、テュルキエ・クパス(トルコ・カップ戦)の決勝で両チームが激突。現在ヴィッセル神戸でプレーするルーカス・ポドルスキが殊勲の決勝点を挙げて、大会を制覇した。





■2015−16 チャンピオンズリーグ決勝/マドリード・ダービー
2016年5月28日 レアル・マドリード 1−1(PK:5−3) アトレティコ・マドリード
<得点者>
15分 1−0 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
79分 1−1 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(アトレティコ・マドリード)

マドリードの両雄が、ビッグイヤーを懸けてイタリア・ミラノの地で再び激突した。2年前のリベンジ、そして悲願の初優勝を狙うアトレティコ・マドリードだったが、PK戦で4番手のフアンフランが失敗。5人全員がPKを成功させたレアル・マドリードが宿敵相手にまたしても勝利を収め、11度目の欧州制覇を成し遂げた。





■2016−17 FAカップ決勝/ロンドン・ダービー
2017年5月27日 アーセナル 2−1 チェルシー
<得点者>
4分 1−0 アレクシス・サンチェス(アーセナル)
76分 1−1 ジエゴ・コスタ(チェルシー)
79分 2−1 アーロン・ラムジー(アーセナル)

世界最古のカップ戦の決勝で実現したロンドン・ダービー。すでにプレミアリーグ優勝を決めていたチェルシーは2冠を狙って試合に臨んだが、アーロン・ラムジーの決勝点でアーセナルが2−1と勝利した。アーセン・ヴェンゲル監督(当時)にとっては、同クラブで獲得した最後の主要タイトルでもあった。





(記事/Footmedia)

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