「勝たないと状況は何も変わらない」…横浜FC、“一戦必勝”でJ1を目指す

「勝たないと状況は何も変わらない」…横浜FC、“一戦必勝”でJ1を目指す

横浜FC、中盤の要・佐藤謙介 [写真]=金田慎平

 勝てば首位・大分トリニータと「2」差、負ければ「8」差。今季の“運命”が懸かる天王山、横浜FCが逆転で勝利を収め、また一歩J1の舞台に近づいた。

 イバと野村直輝、攻撃のキーマン2人を出場停止で欠く横浜FCは、中盤に本来FWが本職の瀬沼優司とブルーノ・メネゲウを配置する“超攻撃的布陣”を採用。ブルーノは緩急あるドリブル、瀬沼は持ち前のフィジカルを生かしたプレーで攻撃の起点を作り、序盤から大分を押し込んでいく。59分に先制点を献上したが、攻撃の核を務めるレアンドロ・ドミンゲスを中心に反撃に出ると、失点から8分後の67分にレアンドロのシュートの跳ね返りを永田拓也が押し込んで同点に。さらにレアンドロのセットプレーからカルフィン・ヨン・ア・ピン、田代真一がゴールネットを揺らす。レアンドロは全3得点に絡む大活躍で、逆転勝利の立役者となった。

 横浜FCを率いるタヴァレス監督は「とてもいい印象を持っています。それは決して勝ったからではなく、いいレベルのサッカーができていた」と手応えを語る。中盤で奮闘を見せた瀬沼、ブルーノには「準備してきた選手が活躍していることは誇らしい」と賛辞を送った。

 順位こそ4位と変わっていないが、2位大分と「2」差、首位松本山雅FCとは「3」差となり、J1自動昇格圏内も見えてきた。ただ、佐藤謙介の「勝たないと状況は何も変わらない」という言葉通り、2位以内で今季を終えられるかは上位勢の結果次第でもある。タヴァレス監督は“一戦必勝”の姿勢を示した。

「シーズンも最終盤ですが、ここまで浮かれた気持ちになったことは一度もありません。順位ばかり気にしていたら、自分たちを見失ってしまう。目の前の試合でどのようなプレーをするかが大事になってくる」

 残り2戦の相手はファジアーノ岡山とヴァンフォーレ甲府だ。「ここで勝ち点3を積み上げないと、今日の勝ちは意味がなくなる」と佐藤。レアンドロも「あと2試合勝利して、目標のJ1昇格に向けて突き進んでいきたい」と意気込んだ。

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