「サッカー人生において大事」…チーム最年少の西川潤は“上の世代”でも世界を目指す

「サッカー人生において大事」…チーム最年少の西川潤は“上の世代”でも世界を目指す

[写真]=金田慎平

 U−20日本代表は16日、千葉県内で全日本大学選抜とのトレーニングマッチ(45分×2本)を行った。

 1本目は安部裕葵(鹿島アントラーズ)のPKでU−20日本代表が先制するも、イサカ・ゼイン(桐蔭横浜大)のゴールで大学選抜が同点に追いつく。このまま1−1で1本目を終えると、2本目はスコアレスのまま45分が終了した。

 今回招集されたU−20日本代表メンバーで、チーム最年少の西川潤(桐光学園高)は2本目の24分から途中出場した。

 現在高校3年生の西川は今年3月、セレッソ大阪入団が内定。同8日には特別指定選手に認定され、公式戦の出場資格を得た。すると、3月13日に行われたYBCルヴァンカップ第2節・ヴィッセル神戸戦の56分に交代出場し、早くも公式戦デビューを飾った。

 トレーニングマッチ終了後、西川は「練習で連携を深めることはできなかったですけど、監督が長くミーティングもしてくださった。ワールドカップまで残り少ないので、チーム全体でどうやっていくか再確認してやっていこうと思った合宿でした」と合宿を振り返った。

 多忙を極め、今回の合宿に携われた時間は短かった。西川は13日のJ1リーグ・北海道コンサドーレ札幌戦で84分から途中出場を果たした。17歳1カ月24日でのJリーグ出場は柿谷曜一朗(16歳10カ月23日)に次ぐチーム2番目の年少記録だった。さらに、翌14日にはU−23チームが所属するJ3リーグの試合に先発出場し、64分までプレーした。合宿に合流できたのは15日からで、過密スケジュールの中トレーニングマッチを迎えていた。

 疲労の影響もあってか、トレーニングマッチで決定機を演出することはできなかった。それでも、日々積み重ねる経験は確かな手応えとして芽生えている。3月に行ったU−20のポーランド・スペイン遠征ではアルゼンチン代表と対戦した。惜しくも0−1で敗れたが、先発出場した西川は「良い感覚もつかめた」と話す。

「アルゼンチンと対戦して、良い感覚がつかめた部分もあった。通用しない部分もあったけど、『やれるぞ!』という感覚もあった。そこは自信を持ってやっていく必要がある」

 つかんだ手応えを披露する場は“世界”だ。約1カ月後、U−20ワールドカップが開幕を迎える。一方で、今年10月にはU−17ワールドカップも開催され、西川は両大会の出場資格を有している。昨年のAFC U−16選手権決勝戦で決勝ゴールを決め、チームをワールドカップへと導いた西川には、U−17日本代表のエースとしての期待も大きいはずだ。だが、1つ上のカテゴリーで開催される世界大会も視野に飛躍を誓った。

「U−17とU−20ではかなり違うと思う。世界で活躍する選手たちはU−20の方が多いと思うので、それを経験するのはサッカー人生において大事。良い経験になると思うので、(U−20ワールドカップに)出たいという気持ちが強いです」

取材・文=加藤聡

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