オランダの雄が繰り広げた快進撃…アヤックスの“史上初の16試合”を振り返る

オランダの雄が繰り広げた快進撃…アヤックスの“史上初の16試合”を振り返る

[写真]=Getty Images

 ドイツ王者もイタリア王者もヨーロッパ王者も、アヤックスを止めることができなかった。
 昨シーズンのエールディヴィジを2位で終えたアヤックスは、予選2回戦からチャンピオンズリーグ(CL)に登場した。そこから16試合を戦い“欧州4強”まで辿り着いた。

 欧州制覇まで残り3試合。大躍進はどこまで続くのか? 30日から始まる大一番を前に“史上初”の快挙達成まで16試合をおさらいする。

写真=ゲッティイメージズ

――予選2回戦――

オーストリアのシュトゥルム・グラーツと対戦した予選2回戦は、ハキム・ツィエクのゴールを皮切りに2戦合計5−1で勝利。本戦出場へ上々のスタートを切った。

【ファーストレグ】
○ 2−0 シュトゥルム・グラーツ(H)
[得点者]
1−0 15分 ハキム・ツィエク(アヤックス)
2−0 57分 ラセ・シェーネ(アヤックス)

【セカンドレグ】
○ 3−1 シュトゥルム・グラーツ(A)
[得点者]
1−0 39分 クラース・ヤン・フンテラール(アヤックス)
2−0 48分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)
3−0 77分 クラース・ヤン・フンテラール(アヤックス)
3−1 89分 オウンゴール(シュトゥルム・グラーツ)

⇒2戦合計:アヤックス 5−1 シュトゥルム・グラーツ

――予選3回戦――

3回戦ではベテランが大活躍を見せた。昨シーズンからチームに復帰した35歳のクラース・ヤン・フンテラールが2試合連続で先制点をマーク。アウェイのファーストレグは2失点で勝利を逃したが、ホームでは盤石の強さを見せて、プレーオフ進出を果たした。

【ファーストレグ】
△ 2−2 スタンダール・リエージュ(A)
[得点者]
1−0 19分 クラース・ヤン・フンテラール(アヤックス)
2−0 34分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)
2−1 67分 メフディ・カルセラ・ゴンサレス(スタンダール・リエージュ)
2−2 90+4分 ルノー・エモン(スタンダール・リエージュ)

【セカンドレグ】
○ 3−0 スタンダール・リエージュ(H)
[得点者]
1−0 30分 クラース・ヤン・フンテラール(アヤックス)
2−0 34分 マタイス・デ・リフト(アヤックス)
3−0 46分 ダヴィド・ネレス(アヤックス)

⇒2戦合計:アヤックス 5−2 スタンダール・リエージュ

――プレーオフ――

本戦出場を懸けたディナモ・キエフとのファーストレグは開始早々、ドニー・ファン・デ・ベークが先制点をマーク。その後、1度は同点に追いつかれたが、ツィエク、ドゥシャン・タディッチのゴールで3−1で勝利を収めた。セカンドレグは、相手の攻撃陣を完封しスコアレスドローで試合終了。ファーストレグのリードを守り切り、本戦出場を決めた。

【ファーストレグ】
○ 3−1 ディナモ・キエフ(H)
[得点者]
1−0 2分 ドニー・ファン・デ・ベーク(アヤックス)
1−1 15分 トマシュ・ケジオラ(ディナモ・キエフ)
2−1 35分 ハキム・ツィエク(アヤックス)
3−1 43分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)

【セカンドレグ】
△ 0−0 ディナモ・キエフ(A)
[得点者]
なし

⇒2戦合計:アヤックス 3−1 ディナモ・キエフ

――グループステージ――

グループステージはドイツ王者のバイエルン・ミュンヘン、ポルトガルの強豪・ベンフィカ、ギリシャのAEKアテネと同組に。第1節でAEKアテネに3−0で勝利し、好スタートを切ると、バイエルンとは2戦2分けと互角の勝負を展開。難敵揃いのグループで勝ち点を積み重ね、無敗で決勝トーナメントに進出した。

【第1節】
○ 3−0 AEKアテネ(H)
[得点者]
1−0 46分 ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)
2−0 77分 ドニー・ファン・デ・ベーク(アヤックス)
3−0 90+1分 ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)

【第2節】
△ 1−1 バイエルン(A)
[得点者]
0−1 4分 マッツ・フンメルス(バイエルン)
1−1 22分 ノゼア・マズラウィ(アヤックス)

【第3節】
○ 1−0 ベンフィカ(H)
[得点者]
1−0 90+1分 ノゼア・マズラウィ(アヤックス)

【第4節】
△ 1−1 ベンフィカ(A)
[得点者]
0−1 29分 ジョナス(ベンフィカ)
1−1 61分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)

【第5節】
○ 2−0 AEKアテネ(A)
[得点者]
1−0 68分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)
2−0 72分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)

【第6節】
△ 3−3 バイエルン(H)
[得点者]
0−1 13分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
1−1 61分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)
2−1 82分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)
2−2 87分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
2−3 90分 キングスレイ・コマン(バイエルン)
3−3 90+1分 ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)

⇒3勝3分 グループE・2位



――ラウンド16――

決勝トーナメント1回戦では、大会3連覇中の王者レアル・マドリードと対戦した。ファーストレグはシーズン無敗を誇っていたホームで黒星を喫するも、アウェイのセカンドレグは前線のタレントたちが躍動。ツィエク、ダヴィド・ネレス、タディッチが3得点を奪って逆転に成功。最後はラセ・シェーネが直接FKを叩き込み、逆転勝利で1回戦を突破。16年ぶりとなる準々決勝へ駒を進めた。

【ファーストレグ】
● 1−2 レアル・マドリード(H)
[得点者]
0−1 60分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
1−1 75分 ハキム・ツィエク(アヤックス)
1−2 87分 マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)

【セカンドレグ】
○ 4−1 レアル・マドリード(A)
[得点者]
0−1 7分 ハキム・ツィエク(アヤックス)
0−2 18分 ダヴィド・ネレス(アヤックス)
0−3 67分 ドゥシャン・タディッチ(アヤックス)
1−3 70分 マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)
1−4 72分 ラセ・シェーネ(アヤックス)

⇒2戦合計:アヤックス 5−3 レアル・マドリード



――準々決勝――

ユヴェントスとの顔合わせとなった準々決勝、ファーストレグはクリスティアーノ・ロナウドとネレスがゴールを奪い、互いに譲らず1−1のドロー。セカンドレグはロナウドの2試合連続ゴールでユヴェントスがリードを奪う。それでも、アヤックスはファン・デ・ベークのゴールで同点に追いつと67分、ラセ・シェーネの右CKを中央のマタイス・デ・リフトが相手2人と競り合いながら豪快にヘディングシュートを叩き込んで逆転に成功。その後もアグレッシブにゴールを狙い続け、2−1で試合はタイムアップ。レアル・マドリードに続きアウェイで勝利を収め、22年ぶりの準決勝進出を決めた。

CL予選2回戦から準決勝進出は史上初。計16試合を消化して、30日から準決勝・トッテナム戦に臨む。

【ファーストレグ】
△ 1−1 ユヴェントス(H)
[得点者]
0−1 45分 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
1−1 46分 ダヴィド・ネレス(アヤックス)

【セカンドレグ】
○ 2−1 ユヴェントス(A)
[得点者]
1−0 28分 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
1−1 34分 ドニー・ファン・デ・ベーク(アヤックス)
1−2 67分 マタイス・デ・リフト(アヤックス)

⇒2戦合計:アヤックス 3−2 ユヴェントス



――準決勝――
vs トッテナム
ファーストレグ:4月30日@トッテナム・ホットスパー・スタジアム(ロンドン)
セカンドレグ:5月8日@アムステルダム・アレーナ(アムステルダム)



アヤックスのCL試合一覧

【予選2回戦】
○ 2−0 シュトゥルム・グラーツ(H)
○ 3−1 シュトゥルム・グラーツ(A)
⇒2戦合計 5−1

【予選3回戦】
△ 2−2 スタンダール・リエージュ(A)
○ 3−0 スタンダール・リエージュ(H)
⇒2戦合計 5−2

【プレーオフ】
○ 3−1 ディナモ・キエフ(H)
△ 0−0 ディナモ・キエフ(A)
⇒2戦合計 3−1

【グループステージ】
○ 3−0 AEKアテネ(H)
△ 1−1 バイエルン(A)
○ 1−0 ベンフィカ(H)
△ 1−1 ベンフィカ(A)
○ 2−0 AEKアテネ(A)
△ 3−3 バイエルン(H)
⇒3勝3分 グループE・2位

【ラウンド16】
● 1−2 レアル・マドリード(H)
○ 4−1 レアル・マドリード(A)
⇒2戦合計 5−3

【準々決勝】
△ 1−1 ユヴェントス(H)
○ 2−1 ユヴェントス(A)
⇒2戦合計 3−2

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