EXILE CUP2019九州大会1…初出場のロアッソ熊本ジュニアが全国大会の切符をつかむ

EXILE CUP2019九州大会1…初出場のロアッソ熊本ジュニアが全国大会の切符をつかむ

ロアッソ熊本ジュニアが、EXILE CUP 2019 九州大会1で初優勝を果たした

 今年で10回目を迎える株式会社LDH JAPAN主催のフットサル大会「EXILE CUP 2019」。その九州大会1が6月9日(日)、熊本県益城町総合運動公園陸上競技場で開催された。今年は、総勢36チームが集まり熱戦を展開。地元、熊本のロアッソ熊本ジュニアが初出場・初優勝を果たし、全国大会出場を決めた。

 熊本地震から約3年。周辺にはまだその爪痕が残され、完全復興とは言えない状況。ようやく今年に入ってから使用可能になったグラウンドでの大会とあり、地元をあげて賑やかな一日となった。

 今大会にはEXILEの?SAさんとNESMITHさん、Leolaさん、E-girlsの須田アンナさんと武部柚那さんが応援に駆けつけた。?SAさんは「この大会がみんなの夢につながる場所になるとうれしい。最高のプレーを楽しみにしています」と挨拶。また「こう見えて実は熊本出身なんです」と笑いを誘ったNESMITHさんは「がまだしなっせ(=頑張ってください)」と熊本弁でエールを送った。さらに益城町出身のLeolaさんは生まれ育った土地での初開催に喜び、「今日初めて熊本に足を運んでくれたみなさんが、熊本を好きになってくれるきっかけになれば」と話した。その後、会場には熊本県PRキャラクター“くまもん”も登場し、楽しい雰囲気に包まれた。

 各関係者挨拶の後、?SAさん考案の「ダンス体操」でウォーミングアップ。ダンスの中に全身運動を取り入れたもので、選手達は楽しそうに笑顔で体を動かした。 



 予選リーグでは、A〜I ブロック(各4チーム)が総当たりの形式で、6つのコートに分かれて激戦を展開。コート内の選手はもちろん、コートの外で見守るチームメイトや指導者、また観客席の保護者からも大きな声援が響いた。普段は8人制サッカーで戦うチームばかりでフットサル未経験の選手も多いはずだが、日頃の練習の成果を発揮して見事な好プレーも多く見られた。?SAさん、NESMITHさん、Leolaさん、須田アンナさん、武部柚那さんも各コートをまわりながら大きな声援を送り、一緒にボールを追いかけたりと和気あいあいとした光景も見られた。

 決勝トーナメントに駒を進めたのは決勝リーグ1位通過の9チームと、各ブロック2位通過で得失点上位の7チームの計16チーム。そこからトーナメント戦を繰り広げ、ベスト4にはロアッソ熊本ジュニア、唐津フットボールクラブ(佐賀)、バレイアサッカークラブU-11(熊本)、美和台ジュニアサッカークラブ(福岡)が進出。ハイレベルな戦いを制し、ロアッソ熊本ジュニアと唐津フットボールクラブが決勝の舞台へ。

 スタートから攻めの姿勢を見せるロアッソ熊本ジュニアが、開始1分30秒、池内心優君のサイドからのパスに玉木英乃進君が合わせて先制点。その後も早いパス回しやシステムが見事に機能し、前半だけで5得点を記録。後半もその勢いはとまらず、4点の追加点を挙げた。対する唐津フットボールクラブは粘りのディフェンスで勝ち上がってきたが、決勝戦では相手の個人技や展開の早さに翻弄され、2-9で敗戦。しかし、全力プレーで健闘した選手達に、観客から大きな拍手が送られた。



 ロアッソ熊本ジュニアは九州でもトップクラスの選手が集まる強豪チームで、普段から11人制サッカーを想定した練習を重ねているという。優勝の要因について竹田亮監督は「100パーセントの力を出して、思い切ったプレーをしてくれた結果」と振り返った。あえて特別なアドバイスや作戦はたてず、選手一人ひとりの実力に任せて挑んだ今大会。当たり負けしない体の強さ、粘り強いディフェンスなど、それぞれが得意を生かし、のびのびとしたプレーで他を圧倒する結果に。また、今大会のキャプテンとしてチームを牽引した神代慶人君は「早いパス回しを心掛けた。みんなで気持ちを一つにして全国優勝したい」と意気込んだ。

 優勝したロアッソ熊本ジュニアは、9月15日(日)に愛媛県今治市で行われる全国大会へ出場する。

 また今回は地元益城町のFC.BIGWAVEが参加チーム最多の5チームに分かれて初参加。梶原一泰監督は「本来であれば公式戦の調整時期なのだが、益城町で開催してくれるということで参加させてもらった」と初出場の経緯を語る。元気いっぱいのプレーで大会を盛り上げ、5チーム中2チームがベスト8入りと大健闘。地震から3年、地元チームとして多くの人達への感謝を込めて、選手達とその保護者は前日からの会場設営や大会終了後の片付けにも参加。サッカーができることへの喜びと、来てくれる人達へのおもてなしの気持ちに溢れた大会でもあった。

文=黒木ゆか 写真=河野 譲

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