子どもとのサッカー観戦は大変? 横浜F・マリノス戦でガチ評価してもらった

子どもとのサッカー観戦は大変? 横浜F・マリノス戦でガチ評価してもらった

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文=安田勇斗

 Jリーグへの関心が低くても、赤ちゃん連れファミリーでも、サッカー観戦は楽しめるのか。そんなテーマで記事を作成すべく、横浜F・マリノス協力の下、川崎さんファミリーにホームゲームにお越しいただいた。

 2019年7月13日、19時キックオフの横浜FM対浦和レッズ。梅雨に入り、残念ながらこの日もぐずついた天気だった。しかし雨なのか、曇りなのか。それによって観戦環境が大きく変わるため、取材前の朝から昼にかけてそわそわしていた。そして16時30分、日産スタジアムに到着。

雨。

雨。

雨。。。

\(^o^)/オワタ

 年に数回、野球を現地観戦するという川崎さんファミリーは、しかし、家族でサッカー観戦するのは今回が初めて。パパの陽一さんは約10年前に日本代表戦を、ママの季絵(きえ)さんは10年以上前にJリーグの試合を見たことがあるものの、ほとんどうろ覚え。フラットな気持ちでスタジアムに来てもらい、ゲーム、フード、アトラクション、サービス、フルで体験してもらって、ガチで評価してもらった。

 関東勢の対決、3連休初日ということもあり、雨天ながら会場には3万3673人が来場した。しかし注目カードながら、ご夫婦が両チームで知っている選手はごくわずかで、川崎市在住とのことで横浜FMへの愛着心も乏しい。4歳の季実(きみ)ちゃんは知らない大人(取材スタッフ)に囲まれて緊張気味で、7カ月の佑(ゆう)くんは移動もあってややお疲れ。加えて、雨のせいで皆さん何だか元気なさげ。いいでしょう、ゲーム主催者側にとっては分が悪いけど、とにかく楽しんでもらいましょう。

場外エンタメで“マリノス”を堪能



 まずは場外のテントで、事前予約したレンタルユニフォームを受け取り、ご夫婦と季実ちゃんがさっそく着用。続けてグッズ売り場で佑くん用のタオルマフラーとミニフラッグ、ミニパラ(トリコロールパラソルのミニサイズ)を購入した。

 で、まずは子どもたちのモチベーションを上げるつもりが、東ゲートのキッズパークが雨天中止。『マリノスケふぁふぁ』や『ボールプール』もあって楽しいのに……。ところが出鼻をくじかれてしまった。

 気を取り直して、マスコットとの記念撮影へ。これは女の子受け間違いなしだ。では家族そろってハイチーズ。出たぞ、初めての季実ちゃんスマイル! さらに浦和戦では『ワンピース』のチョッパーも観客をお出迎え。陽一さんも季絵さんもいい笑顔だ。




 時間が余ったのでそのままちょっと早めの夕食。『スマイルテーブル』の『ガーリックシュリンプ&バッファローチキンライス』と、季実ちゃんリクエストの『PIZZA VAN』の『マルゲリータ』をオーダーした。雨のためスタンディングでの食事となり大変だったはず。でも、皆さん楽しんでいる様子。お腹も満たされ、いよいよスタジアムに突入した。




Good
「野球の試合ではマスコットとあまり触れあえないので、マリノス君やマリノスケと一緒に記念撮影できるのはうれしい」(陽一さん)
Bad
「雨だとご飯を食べる場所が限られてしまう。ベビーカーでの移動もより大変に」(陽一さん)

スタジアム内は大混雑、子連れでも大丈夫?


 キックオフ1時間前、東ゲートからスタジアムに入り、まずはコンコースに新設された、『DADWAY』が玩具を提供するキッズエリアへ。子どもたちはおもちゃで遊び、季実ちゃんはこの日限定のキッズスクーターに挑戦。表情は強張っていたものの、降りた時には「楽しかった」とほほを緩めた。




 試合開始が間近に迫り、陽一さんは『M・Cafe』に『マリノグラス』を買いに、季絵さんと子どもたちは通りがかりの赤ちゃん休憩室でリラックス。コンコースは時間帯によって大混雑し、お店によっては行列ができるものの、子どもを遊ばせる場所、休ませるエリアもあり、ストレスなく過ごせたようだ。




 お手洗いなどを済ませ、準備が整ったところに『マリノグラス』が到着。どうだ、これがバニラベースのスムージー『マリノグラス』だ(飲んだことないけど)! 甘いものが大好きな季実ちゃんもご満悦そう。よしっ!



Good
「ママも子どもも食べられるスイーツがあるのはうれしい」(陽一さん)
「小さな子どもを遊ばせられるキッズエリアはありがたい」(季絵さん)
Bad
「赤ちゃん休憩室はもっと快適なスペースにしてほしい!」(季絵さん)

身支度を整え気持ちを高め、いざ試合へ


 さまざまなアトラクションを楽しみ、腹ごしらえも済んで、座席へと移動。今回座るのはバックスタンド1階の『ファミリーゾーン』だ。



 と、その前にスタンドはスペースが限られているため、ベビーカーを預けに。日産スタジアムでは4カ所(各ゲート)でベビーカーを預かっており、ファミリーゾーンにも近い東ゲートにも係員が待機。ベビーカーを渡してスタンドに入り、家族4人でようやく着席した。

 いや、良かった。屋根付きのシートだった。雨が当たる席だったら二度と来ないと言われていただろう。

 試合開始10分前、スタジアムではナイトゲーム定番の『トリコロールギャラクシー』が展開され、ご夫婦もケータイ片手に参加。そして『レ・ミゼラブル』の劇中歌、選手入場に合わせて、季実ちゃんはミニフラッグを大きく振り、気持ちを高めた。



Good
「トイレがとてもキレイだった!」(季絵さん)
Bad
「見た範囲だと、場外に比べて場内のフードが充実していない印象」(季絵さん)

試合は3−1で勝利、ご家族の反応は


 19時3分キックオフ。ライトアップされたピッチ、スタジアム内に反響する音と声。非日常空間でのサッカー観戦に、川崎さんご家族は目を輝かせた。陽一さんは季実ちゃんに、季絵さんは佑くんに気を配りつつも、純粋にスポーツ観戦を楽しみ、あっという間にハーフタイムを迎えた。

 試合中おとなしく席についている季実ちゃんを見て、陽一さんに「走り回ったりせず、いい子ですね」と声をかけると、「女の子だからですかね。『疲れた』とかは言いますけど」との回答。雨じゃなかったらあるんですよ、子どもが飽きずに楽しめる場所が。




 天気が良ければピッチ脇、ファミリーゾーンの前に『キッズピッチランドふぁふぁ』と『ダンボールめいろ』が設置され無料で開放。子どもが試合に飽きても、そこで遊ばせることができる。ちなみに、ファミリーゾーン近くのキッズエリアは試合中も開かれており、「子どもが試合中にぐずった時は連れていくのもいいかも」(季絵さん)

 陽一さんと季実ちゃんは前半途中にトイレのため席を立ち、佑くんは少しお休みしていて、遠藤渓太選手の先制点を見逃すも、後半は両チーム合わせて3つのゴールが決まり、ファンと一緒に大盛りあがり。




 試合は3−1で横浜FMが勝利。最後は選手が『トリパラ』とサイン入りのボールを手に場内を回ってサポーターにあいさつ。選手が投げ入れるサインボールは取れなかったものの、『トリパラ』を一緒に回すなど、試合後の演出も楽しんでいた。



 すべて終わって21時過ぎ。子どもにはちょっと遅い時間だけど、川崎さんご家族の感想は――。



 意外と高評価!

「もっと厳しく採点していいんですよ」と念押ししたが、評価は変わらず。楽しめたようで良かった!









川崎陽一さん
「試合を見るだけのつもりで来たんですけど、もう入口から“お祭り”でした。フードもイベントも充実していて、サッカーを知らなくても楽しめる。マスコットとの記念撮影などは子どもも楽しそうだったし、近隣に駐車場が多く、車で来られるのも良かったです。ただ、ベビーカーで場外を回る際は何度も上り下りして大変でした。あと子ども向けのフードメニューが少ない印象だったのでもっとあるとうれしいですね」




川崎季絵さん
「娘もユニフォームを着た瞬間にテンションが上がりましたし、ユニフォームレンタルはいいですね。赤ちゃん休憩室があって助かったのですが、普段ショッピングモールなどで利用している施設と比べると見劣りしてしまうのでもう少しキレイで、オムツ交換台ももう少し多いとうれしいです。トイレはとてもキレイだったので、赤ちゃん休憩室もお願いします! それと着席した後は移動が大変なので、お菓子やデザートを売ってくれる売り子さんがもっといるとありがたいです」