岡崎慎司の新天地…“アンダルシアの古豪”マラガってどんなクラブ?

岡崎慎司の新天地…“アンダルシアの古豪”マラガってどんなクラブ?

岡崎慎司の新天地・マラガ [写真]=Getty Images

 7月30日、岡崎慎司のマラガ加入が正式発表された。レスターでプレミアリーグ制覇を経験し、4シーズンに渡ってイングランドでの挑戦を続けた日本代表FWは、今シーズンから新たにスペインでプレーする。

 クラブの本拠地はスペイン南部のアンダルシア州・マラガ県の県都であるマラガに置かれている。人口は約57万人で、地中海沿岸に位置するヨーロッパ有数のリゾート地としても有名だ。

 同都市最大のクラブがマラガである。クラブの創設は1904年と古く、“アンダルシアの古豪”として知られている。現在はセグンダ・ディビシオン(スペイン2部リーグ)に所属しているものの、2017−18シーズンに降格するまでは1部の常連チームだった。

■カタール王族のクラブ買収
 2010年6月にカタールの王族アブドゥラ・アル・タニ氏がクラブを買収すると、豊富な資金力で大型補強を敢行。マヌエル・ペジェグリーニ監督の招へいを皮切りに、サンティ・カソルラ、ルート・ファン・ニステルローイ、ホアキン・サンチェス、ジェレミー・トゥラランなど名だたる選手たちを獲得した。2011−12シーズンのリーガ・エスパニョーラを4位で終え、マラガはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。当時のクラブは現地で“アンダルシアのマンチェスター・C”と称された。

■チャンピオンズリーグでの躍進
 マラガと聞くと2012−13シーズンのCLにおける躍進を思い出す人も多いだろう。同大会での前評判は決して高いと言えなかったが、イスコを中心としたチームはグループステージを首位で通過。決勝トーナメント1回戦ではポルトを2戦合計2−1で破り、ベスト8入りを決めた。準々決勝でドルトムントと対戦したマラガは、本拠地ラ・ロサレーダで行われたファーストレグを0−0で終える。敵地でのセカンドレグではホアキン、エリゼウがゴールを挙げ、2−1とリードした状況で後半アディショナルタイムに突入した。しかし、土壇場で2点を奪われ、まさかの逆転負け。マラガのCLでの挑戦はベスト8で幕を閉じた

■財政難
 2012−13シーズンのCLでは順調な戦いを見せていたが、その裏でクラブはアル・タニ氏の経営方針転換により苦境に立たされていた。アル・タニ氏がクラブ経営への投資を行わなくなったため、給料の未払いなど財政面の問題が顕在化する。同シーズン開幕前に、クラブはチームの中心選手であったカソルラやサロモン・ロンドンを売却。CLでは躍進を遂げたが、資金難は改善されず。同シーズン終了後にイスコ、ホアキン、トゥラランらを売却せざるを得なくなった。

■現在のチーム
 現在、マラガはセグンダ・ディビシオンで戦っている。昨シーズンは開幕5連勝を飾るなど順調なスタートを切ったが、徐々に勢いが低下。自動昇格圏内の2位から脱落すると、4月にはフアン・ラモス・ロペス・ムニス監督を解任し、新たにビクトル・サンチェス・デル・アモ監督を迎え入れた。最終的にはシーズンを3位で終えて昇格プレーオフに臨んだが、デポルティーボに2戦合計2−5で敗北。1シーズンでの1部復帰は成し遂げられなかった。

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