五輪連覇の陸上女子セメンヤがサッカークラブ入団「新たな旅が楽しみ」

キャスター・セメンヤがサッカークラブ入団 陸上女子中距離で五輪2大会連続金メダル

記事まとめ

  • 2大会連続五輪金メダリストのキャスター・セメンヤが、サッカークラブに入団した
  • セメンヤはクラブ公式サイトを通じ「新たな旅を楽しみにしている」と意気込みを語った
  • セメンヤは性別を疑われ、先天的に男性ホルモンのテストステロン値が高いことが判明

五輪連覇の陸上女子セメンヤがサッカークラブ入団「新たな旅が楽しみ」

五輪連覇の陸上女子セメンヤがサッカークラブ入団「新たな旅が楽しみ」

五輪800m連覇中のセメンヤがサッカークラブに入団 [写真]=Getty Images

 陸上女子中距離選手で2大会連続オリンピック金メダリストのキャスター・セメンヤが、母国・南アフリカのサッカークラブ「JVW」に入団した。同クラブが5日に発表した。

 セメンヤはクラブ公式サイトを通じて、「この機会をとてもありがたく思っているし、すでにチームがくれる愛やサポートに感謝している。新たな旅を楽しみにしているし、全力を尽くしてこのクラブに貢献していきたい」と意気込みを語った。なお、移籍市場は閉じているため、加入は2020シーズンからだという。

 現在28歳のセメンヤは、2012年のロンドン・オリンピックと2016年のリオデジャネイロ・オリンピックにおいて、800メートルで2大会連続の金メダルに輝いた。さらに、世界陸上選手権でも3大会において800メートルで金メダルを獲得している。だが、当時18歳の2009年に世界陸上で初優勝を果たすと、容姿や体格などで性別を疑われ、検査の結果、先天的に男性ホルモンのテストステロン値が高いことがわかっていた。

 国際陸上競技連盟(IAAF)は2018年4月に、テストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する新規定を発表。セメンヤは新規定の無効を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)やスイス連邦最高裁判所に上訴していたが、訴えを退けられていた。新規定では、大会に参加するには薬などでテストステロン値を人為的に下げなければいけないという。薬の服用を拒否している同選手は、9月にドーハで行われる世界陸上を欠場することが決定的となっている。

 ヨハネスブルグ近郊のベッドフォードビューに本拠地を構えるJVWは、南アフリカ女子代表のキャプテンを務めるDFジャニーン・ヴァン・ウィックによって2013年に創設され、現在は国内女子トップリーグの「サソール・リーグ」に属している。

関連記事(外部サイト)