人種差別問題のブルガリア、サッカー協会のミハイロフ会長が辞職

人種差別問題のブルガリア、サッカー協会のミハイロフ会長が辞職

BFUの会長を辞任したミハイロフ氏(左)[写真]=Bongarts/Getty Images

 ブルガリアサッカー連合(BFU)は15日、ボリスラフ・ミハイロフ会長の辞職を公式サイトで発表した。

 公式サイトによると、ミハイロフ会長の辞職は「最近の緊迫した状況の結果」とだけ説明。前日の14日に行われたEURO2020予選のグループA第8節のブルガリア代表対イングランド代表における一部のサポーターの人種差別行為については言及されていない。

 同試合では、ブルガリアのサポーターがイングランド代表のタイロン・ミングス(アストン・ヴィラ)やマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)に対する人種差別やナチス式敬礼を行った模様。審判とイングランド代表のガレス・サウスゲート監督らが協議を行い、前半だけで試合が2回中断されていた。

 イギリスメディア『BBC』によると、この事態にブルガリアのボイコ・ボリソフ首相は15日、人種差別行為を行ったサポーターに対して「強く非難する」と強い姿勢を示し、ミハイロフ会長に対して「即時の辞任」を求めたという。

 ブルガリアの首都ソフィアのヴァシル・レフスキ・ナショナル・スタジアムでは過去にも人種差別行為が問題となっていた。EURO2020予選のコソボ戦やチェコ戦でも一部サポーターの問題行為により、スタジアムの一部閉鎖の処分を受けていた。

 また、2011年に行われたイングランド戦でもアシュリー・ヤングやセオ・ウォルコットらが人種差別の被害に遭っていた。そのため今回の試合でも最悪の場合、イングランド代表が試合を放棄する可能性もあると報じられていた。

 56歳のミハイロフ氏は現役時代にGKとして活躍し、ブルガリア国内やイングランドのレディングなどでプレー。ブルガリア代表でも3度のワールドカップに参加し、通算100試合以上の出場を記録していた。2005年にBFUの会長に就任し、2011年からはUEFA(欧州サッカー連盟)実行委員会のメンバーを務めていた。

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