中村憲剛が死闘のPK戦で自軍サポを煽った理由…「紳太郎にはプレッシャーになっちゃったかな(笑)」

中村憲剛が死闘のPK戦で自軍サポを煽った理由…「紳太郎にはプレッシャーになっちゃったかな(笑)」

[写真]=金田慎平

「見たかった光景なので感無量ですね」

 激闘を終え、優勝杯を手にした中村憲剛は悲願の初タイトル獲得を喜んだ。26日、2019JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦が開催され、川崎フロンターレは北海道コンサドーレ札幌と対戦した。互いに譲らず、3−3のままPK戦へ突入すると、GK新井章太の活躍でこれを制し、川崎にとってチーム初のルヴァンカップ優勝を手にした。

 川崎は過去4回ルヴァンカップ決勝へと駒を進め、全てで敗れてきた。そのうち3回を経験してきた中村にとって、表彰台は辿り着きたかった場所だという。

「リーグ優勝のときもそうだったけど、ルヴァンカップで(表彰台へ)登るというのが焦がれてた部分だった。個人的にも4回目の挑戦だったし、良かったですね。最高だと思います」

 死闘に終止符を打ったPK戦の思いも明かしてくれた。両チームとも2人目までが成功し迎えた3人目、先行の川崎は中村がキッカーを務めた。

「コースは直前まで全然決めていなくて、GKも見ていなかった。空いてるところに蹴ろうかなぁと。人生でPK蹴ることはあまりないから。ボールを置いた時は緊張せずに蹴ることができた」と本人が話す通り、簡単に相手GKの逆を突いて成功してみせた。直後、両手を挙げて、ゴール裏の川崎サポーターたちを大きく煽った。理由は「“青”が欲しかったから」。

「(サポーターを)」煽ったのは“青”が欲しかったから。あれでどうなったかは分からないけど、(4人目の車屋)紳太郎が外したからプレッシャーになっちゃったかな(笑)。でも、自分たちのエンドに向かって蹴る利点というのを、本当にベストを尽くしたかったから」

 川崎サポーターたちの歓声とテンションは最高潮に盛り上がった。札幌の選手たちにはプレッシャーを与えた。中村が言うように、4人目の車屋紳太郎が失敗してしまったが、声援を背中に受けた新井の活躍でタイトルを勝ち取った。

「これで、『ルヴァンの決勝で点を取れない』というのは払拭されたし、『シルバーコレクター』とも言われない。『決勝で勝つ川崎』というイメージになればクラブの歴史も変わっていく」

 今月末に39歳となるチームのバンディエラは、まだまだ川崎を勝利に導いてくれそうだ。

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