「五輪は平和の祭典」と森保監督…広島と長崎での開催試合は“BLUE PEACE DAYS”に

「五輪は平和の祭典」と森保監督…広島と長崎での開催試合は“BLUE PEACE DAYS”に

11月17日に広島で行われるU-22コロンビア代表戦のメンバー発表会見に出席した(左から)関塚隆 日本サッカー協会技術委員長と森保一 U-22日本代表監督

 日本サッカー協会は5日、広島で17日に行われるキリンチャレンジカップ2019のU−22コロンビア代表戦に臨むU−22日本代表メンバーを発表した。

 東京オリンピックを来年に控え、国内では初の開催となるU−22日本代表の試合。11月17日に広島、12月28日に長崎で開催されることが既に発表されていたが、会見の席で、「U−22日本代表の国内初の2試合を被爆地、広島と長崎で行うことで『BLUE PEACE DAYS』と名付け、スポーツができる平和があることを同時に発信していきたい」と関塚隆 日本サッカー協会技術委員長が発表した。

 奇しくも、U−22日本代表を率いる森保一監督は被爆地の広島と長崎には縁がある。長崎で生まれ、長崎日大高校を卒業するまで地元・長崎で育った。その後、現在のサンフレッチェ広島の前身である日本サッカーリーグ(JSL)のマツダに加入し選手として、そして指導者としても多くの時間を広島で過ごした。

「この二つ(広島と長崎)は、世界で二つしかない原爆が投下された被爆地です。そこで生活してきて多くの方々に支えてもらった中で、この二つの地域でキリンチャレンジカップを行わさせていただけることをありがたく思っています」と感謝の気持ちを口にした上で、「五輪は平和の祭典だと思っている」と森保監督は続けた。

「広島と長崎は(原爆によって)焼け野原となり、多くの犠牲者が出て、今もなお苦しみ痛みを持って生活している人がいる中で、まずは犠牲になられた方々のご冥福を祈ること、そしてまだまだ心の痛みを抱えている人に、我々の試合を見て励ましになっていただければと思います。(原爆によって)何もなくなってしまった町で、町の復興に多くの方々が尽力してくださり、今現在につなげてくださっている。その先人たちに感謝の気持ちを持ちながら試合に臨むことができればと思っている」

 広島で行われるU−22コロンビア代表戦は、A代表でも活躍する堂安律と久保建英が名を連ね、「現時点でのベストメンバー」だと森保監督は明言した。「まずは広島の地で、U−22日本代表を応援してくださる皆さまと平和を噛み締めて、同じ時間を過ごせたらと思っていますし、応援してくれる方々のためにベストを尽くしたい」。

“BLUE PEACE DAYS”。スポーツができる平和がある。平和であるからこそ、スポーツを楽しむことができる。東京五輪に向けて、いよいよU−22日本代表が本格始動する。

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