逆転優勝へ必勝期す鹿島、天皇杯も睨む神戸

逆転優勝へ必勝期す鹿島、天皇杯も睨む神戸

セルジーニョ(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE

勝利あるのみだ。3年ぶり9度目の『明治安田生命J1リーグ』優勝へ向けて、鹿島アントラーズは勝つしかない。鹿島は首位・横浜F・マリノスを勝点4差、2位・FC東京を3差で追っている。最終節では横浜FM×FC東京の直接対決がラインナップされている。第33節・川崎フロンターレ×横浜FMの結果次第で逆転優勝の望みは絶たれるが、まず鹿島が第33節・ヴィッセル神戸戦、第34節・名古屋グランパス戦に連勝しなければ話にならない。

勝つために必要なのはゴールである。鹿島は2試合連続無得点、ここ6試合で4得点と決定力不足に喘いでいる。第31節・川崎フロンターレ戦0-2、第32節・サンフレッチェ広島戦0-0が響き、V戦線の崖っぷちに立たされたのだ。しかもアタッカー陣のゴール欠乏症は深刻である。前線の伊藤翔は第24節・ガンバ大阪戦、土居聖真は第19節・ベガルタ仙台戦、2列目の白崎凌兵は第20節・サガン鳥栖戦が最後の得点となっている。2列目のセルジーニョと途中出場が多いFW上田綺世が抑えられるとセットプレー頼みとなるのだ。しかも、次節はボランチ三竿健斗、CBブエノを出場停止で欠く。

それでも指揮官は前を向く。2試合連続ノーゴールとなった試合後、大岩剛監督は「広島をあれだけ押し込んだのはよかったが、最後の道を作るところでスペースを作る動きが少し欠けていた。アイデアであったり、スピードであったり、スペースを作る、使う動きが連動しなければいけない。次のゲームに向けて、選手たちにそこのところをしっかり落とし込みたい」と顔を上げた。

一方、中位に位置するヴィッセル神戸はいわゆる無風状態だが、勝利を譲る気はさらさらない。『天皇杯』では準決勝に勝ち残り、ビジャの最後の花道を『天皇杯』優勝で送り出そうとチームのモチベーションは高い。新国立競技場での決勝で対戦する可能性がある鹿島とのちょうど1か月前の試合で下手は打てない。代表デビューを果たしたFW古橋亨梧も前節初のJ1ふたケタゴールをマークするなど乗っている。

リーグ戦の対戦成績を見ると、鹿島が25勝7分9敗と圧倒する。直近4試合も3勝1分と相性の良さを見せ付けるも、茨城県立カシマサッカースタジアムでは最近5試合1分4敗となぜか形勢が逆転。鹿島のホームでの勝利は2012年9月まで遡らなければならない。

『明治安田J1』第33節・鹿島×神戸は11月30日(土)・カシマスタジアムにてキックオフ。来場記念&復興チャリティーとして、カップヌードルを先着3万名にプレゼント。また先着1万5000人に「らくらくメルカリ便」での発送に利用可能なユニフォームデザインのネコポス用段ボール箱を配布する。チケット発売中。