「接種証明」持つ人の行動制限を緩和、日本―豪州戦5000席で実証調査

「接種証明」持つ人の行動制限を緩和、日本―豪州戦5000席で実証調査

専用席への入場手続きを行う観客=日本サッカー協会提供

 新型コロナウイルスのワクチン接種証明や検査の陰性証明を持つ人を対象に行動制限を緩和する政府の「ワクチン・検査パッケージ」の実証調査が12日、さいたま市の埼玉スタジアムで開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選、日本―豪州戦で実施された。大規模スポーツイベントで2例目。

 最初の実証調査が行われた6日のJリーグYBCルヴァン杯準決勝(愛知・豊田スタジアム)では、現行の上限1万席に加えてパッケージ用に1800席を設定し、730人が来場した。今回は対象を5000席に拡大。日本サッカー協会によると、前売りは完売したが、事前のPCR検査で陽性判定が数件あり、該当者は来場しなかった。この日は1万4437人が入り、パッケージ用の5000席もほぼ埋まった。

 対象のチケットを持つ来場者は、専用ブースで証明書のコピーなどを係員に見せ、身分証明書で本人確認。マスクの着用や声を出す応援の禁止は一般席と共通で、AI(人工知能)カメラが行動に変化がないかを調査した。協会の担当者は「行動に差が出ず、体調変化もないなどのデータがそろえば、より入場数を増やすきっかけ作りになる」と期待し、八王子市の大学1年(19)は「興奮気味の方が周りにいても、少し安心して観戦できるかなと思う。たくさんの人たちと試合を見られるのは久しぶりでうれしい」と話した。

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