【3.25韓国代表スタメン予想】左ウイングはソン・フンミンが君臨。中盤は新旧テクニシャンが並び立つか

【3.25韓国代表スタメン予想】左ウイングはソン・フンミンが君臨。中盤は新旧テクニシャンが並び立つか

日本戦に挑む韓国代表の予想スタメン。(C)SOCCER DIGEST



 3月25日に日本と親善試合を戦う韓国代表には、プレミアリーグのトッテナムで活躍するソン・フンミンをはじめイ・ガンイン(バレンシア)、チョン・ウヨン(フライブルク)、ファン・ヒチャン(RBライプツィヒ)と4人の欧州組が名を連ねたが、残念ながらファン・ヒチャンがドイツ・ザクセン州の防疫方針により合流不可となった。

 JリーグからはGKのキム・スンギュ(柏レイソル)とキム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン、MFチュ・セジョンが選出されている。ただ、周知の通りG大阪は新型コロナウイルスの影響で活動停止中にあり、日本代表の森保一監督はガンバ勢からひとりも招集していない。当然、検査をパスしてのチーム合流となるはずだが、コンディション面の不安は否めないところだ。

 昨年11月のオーストリア遠征(メキシコ戦、カタール戦)は招集された26人のうち6人が新型コロナウイルスの陽性で離脱となった。ファン・ヒチャンをのぞく今回の招集メンバーのうち、DFキム・テファン(蔚山現代)、ウォン・ドゥジェ(蔚山現代)、ユン・ジョンギュ(FCソウル)、チョン・ウヨン(アル・サッド)、チュ・セジョン、オム・ウォンサン(光州FC)、ナム・テヒ(アル・サッド)、ソン・フンミン、そこに陽性だったGKチョ・ヒョヌ、MFイ・ドンジュン(ともに蔚山現代)、ナ・サンホ(FCソウル)を加えた11人が引き続きの招集となる。

 その一方でおそらく出入国の問題により欧州組から元G大阪のFWファン・ウィジョ(ボルドー)、10番イ・ジェソン(ホルシュタイン・キール)、ファン・インボム(ルビン・カザン)、さらに中国勢のDFキム・ミンジェ(北京FC)、ソン・ジュンホ(山東泰山)も外れるなど、本来のベストメンバーからすると主力率は55~60パーセントと言ったところ。
 
 ただし、欧州ビッグクラブが獲得を狙っていると噂されるパク・ジス(水原FC)など今後、主力に割って入ることが期待されるタレントも多く、やや主力の平均年齢も高くなってきている状況で、ポルトガル人のパウロ・ベント監督としても、この機会に戦力の掘り起こしをしておきたいだろう。

 予想フォーメーションは4-3-3で、GKはJリーグ勢のふたりと含めて横一線といったところ。正直、日本戦で誰がスタメンで起用されてもおかしくない。4バックはキム・ヨングォンのコンディション次第ではあるが、キム・テファン、ウォン・ドゥジェ、パク・ジス、ユン・ジョンギュを予想する。ただ、日韓戦ということで経験豊富なパク・チュホが左サイドバックに先発起用される可能性もある。
 

 中盤はやはりチュ・セジョンのコンディションが気になるところだが、元神戸のチョン・ウヨンがアンカー、インサイドハーフはナム・テヒとイ・ガンインのセットか。新旧のテクニシャンふたりが並び立てばクリエイティブな中盤になるが、逆に日本側の突きどころになるかもしれない。そのほか蔚山現代のACL制覇の立役者となったユン・ビッカラムもパウロ・ベント体制で初招集ながら、パンチのあるミドルシュートを備える危険な選手だ。またウイングでもプレーするフライブルクのチョン・ウヨンが中盤の一角に入る場合もある。

 3トップはファン・ヒチャンの欠場により右ウイングが流動的だが、初選出の新鋭チョン・ウヨンと爆発的なスピードで“オム・サラー”とも呼ばれるオム・ウォンサン、得点力のあるイ・ドンジュンによるフレッシュな競争になりそう。センターフォワードは188センチのイ・ジョンヒョプ(慶南FC)と初選出のチョ・ヨンウク(FCソウル)のどちらがスタメン起用されるか注目だ。

 左はエースのソン・フンミンが君臨するが、14日のアーセナル戦で負傷交代しており、来日できない可能性もある。ナ・サンホや左右のウイングをこなすイ・ドンジュンもいるが、絶対的なエースの存在は大きい。これが最終予選であればいないとありがたいが、ワールドクラスの選手がいるかいないかでは盛り上がりという意味でも、強化を考えても無事、来日の実現を願いたいところだ。

 ソン・フンミンがいるかいないかで前線の脅威度は大きく違うが、韓国の基本的な戦い方は一昨年末のE-1選手権と大きくは変わらない。サイドから裏を狙いながらバイタルエリアやアウトサイドの内側にスペースを作り、インサイドハーフのふたりや逆サイドのウイングが鋭く仕掛けてくる。

 五輪世代も多かったE-1選手権で日本は相手の勢いに飲まれてしまったが、今回はA代表での経験が豊富な選手もいるので、相手の強度が全開にならないようにコントロールしながら、攻撃ではスピーディなコンビネーションで韓国のディフェンスを翻弄していきたい。セカンドボールの奪い合いと攻守のセットプレーも勝負のポイントになりそうだ。

文●河治良幸

【日本代表PHOTO】韓国、モンゴル戦に臨む招集メンバー23人
 

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