【日本代表 全23選手の通信簿】韓国戦&モンゴル戦でアピールしたのは?最高評価は4人

【日本代表 全23選手の通信簿】韓国戦&モンゴル戦でアピールしたのは?最高評価は4人

韓国とモンゴルに連勝した日本。招集した23人のうち、GKのふたりを除く、21人を起用した。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)



 国際親善試合で韓国、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選でモンゴルと対戦した日本代表は、それぞれ3-0、14−0のスコアで2連勝。その2試合で各選手はどんなパフォーマンスを見せたのか。招集された23選手の出来を5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

※メンバー発表後、負傷の坂元達裕(C大阪)、原川力(C大阪)に代わり、脇坂泰斗(川崎)、稲垣祥(名古屋)を追加招集。

――◆――◆――

【GK】
1西川周作 [評価]―
サッカーダイジェスト採点
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:―(―)
チーム最年長の34歳は、3年4か月ぶりに代表復帰を果たす。出番は訪れなかったが、よく声を出してトレーニングで仲間を盛り立てた。


12権田修一 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
韓国戦:6(フル出場・0失点)
モンゴル戦:6(フル出場・0失点)
韓国戦ではA代表で歴代最長となる8試合連続無失点を記録。ピンチらしいピンチがなかったモンゴル戦でも、最後方から味方を鼓舞し続けた。正守護神として貫禄が出た印象。

23前川黛也 [評価]―
サッカーダイジェスト採点
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:―(―)
元日本代表の父・和也氏の旧知の仲である森保一監督の下で実力を評価されて初選出。「自分のプレーを見せたい」と語った26歳のGKは、先輩たちから多くを吸収した。この刺激を神戸でのさらなる活躍につなげたい。

 
【DF】
2松原 健 [評価]A
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:6.5(フル出場)
初招集から7年、遂に先発としてA代表デビューしたモンゴル戦で好パフォーマンス。ポジショナルプレーを志向する横浜と同様に、内に絞りハーフスペースを活用して、一列前の伊東をサポート。多くのゴールを演出した。

3小川諒也 [評価]B
韓国戦:6(途中出場)
モンゴル戦:6.5(フル出場)
A代表初参加の左SBは韓国戦でピッチに立つと、モンゴル戦では先発。周りと息が合わないシーンもあったが、徐々に連係はスムーズに。果敢にオーバーラップし、クロスを送ろうとした姿にも好感。求められるのはさらなるクオリティアップだろう。

4畠中槙之輔 [評価]C
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:6(途中出場)
モンゴル戦では71分からピッチへ。出場時間は限られただけに大きなアピールとはいかなかったが、フィード力を生かした。今後、吉田、冨安の“鉄板CBコンビ”の間に割って入れるか。

13山根視来 [評価]A
韓国戦:7(フル出場・1得点)
モンゴル戦:―(―)
韓国戦でデビューを飾った右SBはいきなり大仕事。所属する川崎でのプレーと同様に、巧みな動き出しで相手エリア内に入り、豪快なゴールを叩き込んでみせた。守備でも対人の強さを発揮。モンゴル戦は出番なしも、“山根視来ここにあり”との印象を強く残した。

【DF】
16冨安健洋 [評価]S
韓国戦:6.5(フル出場)
モンゴル戦:6.5(途中交代)
東京五輪世代の22歳のCBは、今や欠かせない守備の軸に。両足を巧みに使い分けたフィード精度は素晴らしく、クリーンなディフェンスだけでなく、攻撃面でも大きく貢献。吉田とのコンビは安心して見ていられるレベルだった。韓国戦で相手の腕が当たり、歯が折れた後の振る舞いも、実に落ち着いていて見事。

19佐々木翔 [評価]B
韓国戦:6(途中交代)
モンゴル戦:―(―)
左SBを務めた韓国戦では身体を張った守備を見せ、攻撃参加も。森保流をよく知る男は、指揮官にとって貴重な戦力と言えるだろう。モンゴル戦は“足の違和感”で欠場。ベンチでチームメイトをサポートした。

20中谷進之介 [評価]B
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:6(途中出場)
モンゴル戦の64分に待望の瞬間が。A代表のピッチに足を踏み入れ、大きなリードを得ている状況でCBとして落ち着いて守った。成長著しい24歳は、名古屋でマッシモ・フィッカデンティ監督の下、能力をさらに磨きたい。


22吉田麻也 [評価]S
韓国戦:6.5(フル出場)
モンゴル戦:6.5(途中交代)
新型コロナウイルスの影響により、欧州組と国内組をピッチ以外では隔離するなど、密なコミュニケーションが難しいなか、リーダーとして限られた時間で各選手と意思の疎通を図り、メディアを通してメッセージも発信。韓国戦へ向けてモチベーションを向上させた。ピッチでも攻守に好プレー。キャプテンとして代えの利かない存在だった。
 
【MF】
5守田英正 [評価]A
韓国戦:6.5(フル出場)
モンゴル戦:6.5(途中交代・1得点)
今シリーズで最も評価を高めた男だろう。ボランチで組んだ遠藤とともに中盤の強度をグッと高め、“川崎仕込み”のパスセンスで味方を生かした。動きの量、質も良く、モンゴル戦では代表初ゴール。川崎時代からパフォーマンスレベルは高かったが、海外移籍を経て、その力が幅広く知られるようになった印象だ。


6遠藤 航 [評価]S
韓国戦:7(フル出場・1得点)
モンゴル戦:6.5(フル出場)
ドイツでの“スーパーぶり”を代表でも継続。特に韓国戦では勝利の立役者となる素晴らしい活躍。モンゴル戦では途中交代した吉田からキャプテンマークを受け継ぐなど、リーダーとしての意識も高まっている。冨安、吉田、大迫らも候補になるが、今シリーズでのMVPを選ぶとするなら彼だろう。

7江坂 任 [評価]B
韓国戦:6.5(途中出場)
モンゴル戦:―(―)
後半頭からセカンドトップに入った韓国戦(A代表デビュー)では、センスの高さを発揮。攻撃を引っ張った。惜しむらくはチャンスを仕留め切れなかった点。モンゴル戦で出場機会を得れていれば、ゴールを奪えていたような気もするが……。

8稲垣 祥 [評価]A
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:6.5(途中出場・2得点)
名古屋での好調ぶりを示すように、29歳でA代表入りを果たしたボランチは、モンゴル戦で2ゴール。得意のミドル精度をアピールし、ボールへの寄せも良かった。ゴールに関しては「落としが良かったです」と周囲への感謝を述べるところが、彼らしい。良いアピールになったはず。
 

【MF】
9鎌田大地 [評価]A
韓国戦:7(途中交代・1得点)
モンゴル戦:6.5(途中交代・1得点)
これまで南野が務めることの多かったセカンドトップで2試合連続の先発出場。ともにゴールを奪うなど、代表での地位をより押し上げた格好だ。テクニカルなプレーで攻撃にリズムを生んだ。

10南野拓実 [評価]A
韓国戦:6.5(途中交代)
モンゴル戦:6.5(途中交代・1得点)
韓国戦はチャンスがありながら決め切れなったが、モンゴル戦は大量ゴールの口火を切る先制点。ワールドカップ予選では5戦連続得点と、自身の記録をさらに更新した。鎌田との“ダブルトップ下”を上手くこなし、攻撃を機能させた点も評価ポイントだろう。

11古橋亨梧 [評価]B
韓国戦:6(途中出場)
モンゴル戦:6.5(途中出場・2得点)
貪欲なアタッカーは71分から出場したモンゴル戦で、果敢に仕掛けて代表初ゴールを含む2ゴール。“嗅覚”はやはり武器で、ライバルに負けじとアピールした。

14伊東純也 [評価]A
韓国戦:6.5(途中交代)
モンゴル戦:7(フル出場・2得点)
2得点・4アシストのモンゴル戦は称賛される出来。圧巻のスピードで右サイドを崩し、大量得点へ導く働きをこなした。韓国戦を含め、守備でもよく走り、チームに貢献。ただし、クロス精度を欠くシーンもあり、「S」評価と悩むも……。
 
17脇坂泰斗 [評価]C
韓国戦:―(途中出場)
モンゴル戦:―(―)
追加招集となった川崎のプレーメーカーも韓国戦で嬉しい代表デビュー。足を止めずに動き続け、特長を発揮しようと奮闘した。大先輩・中村憲剛と同じ25歳で代表入りを果たしのも何かの運命か。この経験をクラブでも生かしたい。

21川辺 駿 [評価]C
韓国戦:―(途中出場)
モンゴル戦:―(―)
韓国戦で脇坂とともにピッチに送られ、こちらも初のA代表のピッチへ。森保監督からその能力は認められており、競争が激しいボランチのレギュラー争いに加わりたい。
 
【FW】
15大迫勇也 [評価]S
韓国戦:6.5(途中交代)
モンゴル戦:7(フル出場・3得点)
森保監督が「しっかりトレーニングを積んでいると感じた」と話したように、所属のブレーメンでの苦戦ぶりが嘘のように、CFとして出色のパフォーマンス。「アジアでベスト3に入るFW」(吉田)の実力を発揮してモンゴル戦ではハットトリックを記録し、ポストプレーの安定感も抜群だった。歓声を送れないスタジアムでは、周囲への指示もよく聞こえ、攻撃を支えた。

18 浅野拓磨 [評価]B
韓国戦:―(途中出場)
モンゴル戦:6.5(途中出場・1得点)
チャンスには絡むも、なかなかネットを揺らせず……。それでもモンゴル戦の後半アディショナルタイムに待望のゴール。その積極果敢なプレーはチームに活力を与えた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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