プロ内定者から選手権のヒーロー、J指揮官が惚れ込んだ逸材まで…2021年大学サッカー注目選手15選

プロ内定者から選手権のヒーロー、J指揮官が惚れ込んだ逸材まで…2021年大学サッカー注目選手15選

今季の大学サッカーも逸材が目白押し。写真は、左から山原(筑波大)、木村(関西学院大)、山口(鹿屋体育大)。写真:竹中玲央奈



 4月3日に開幕した関東大学サッカーを皮切りに、各地域の大学リーグが続々と開幕している。注目の4年生が続々と進路を決めていっているが、Jリーグ内定者以外にもまだまだタレントは豊富で、全国各地に逸材は揃っており、これからも続々と加入内定が発表されていくだろう。今回は全国の大学リーグを対象に、未内定者を中心に注目すべき15人を選出した。いずれもプロ入り、そしてその後の活躍が期待される選手ばかりだ。

【PHOTO】J内定者から隠れた逸材まで…2021大学サッカー注目プレーヤー
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GK 早坂勇希(桐蔭横浜大4年・川崎フロンターレU-18)
今年の大学ナンバーワンGKは彼で間違いない。シュートストップ、ビルドアップ、ハイボールへの判断、そして90分切らさぬコーチングと、GKとして求められる要素すべてを高水準で備える。王者・川崎が「呼び戻す」ことが濃厚だ。

GK 清水羅偉(日本文理大4年・大分トリニータU-18)
3月に行なわれたデンソーチャレンジカップで九州選抜は関東勢以外で唯一ベスト4に残ったのだが、彼の活躍なしにそれは語れない。GKとしてサイズは大きくない(180センチ)が、シュートに対する鋭い反応や寄せの判断を武器に好セーブを連発する。大分U-18時代に2種登録経験もあり。

DF 井川 空(筑波大4年・北海道コンサドーレ札幌U-18)
後方からの鋭いフィードで攻撃を作り、ゲームメイクができるCB。3年次に茨城で札幌が行なった練習試合に呼ばれた際にミハイロ・ペトロヴィッチが惚れ込んだという話も。

DF 山原怜音(筑波大4年・JFAアカデミー福島)
大学サッカーナンバーワンと言っても過言ではない、特別なキックの持ち主だ。左右両足から放たれるシュートやクロスの質はプロ顔負けで、少しでも時間を与えたら得点に直結するキックが飛び出す。来季の清水内定が発表されている彼の両足は、間違いな、観に行く価値がある。

DF 森 昂大(びわこ成蹊スポーツ大4年・創造学園高)
大阪体育大は近年、田中駿汰(札幌)、林尚輝(鹿島)と良質なCBを送り込んでいるが、その系譜を次ぐ可能性があるのが森だ。対人の強さとヘディングを武器とし、際の部分で身体を張ることができる。複数のJクラブが関心を示す“闘える”CBだ。
 
MF 山口卓己(鹿屋体育大3年・大分高)
小柄ながら強い体幹と的確にボールを捌く力を持ち、攻守において中央で存在感を発揮できる。3月のデンソーチャレンジでは関東B相手に一歩も譲らぬハイパフォーマンスを見せた。名が知れた存在ではないが、確かな実力者だ。

MF 菊地泰智(流通経済大4年・流経大柏高)
昨年は怪我の影響で満足するシーズンを送れなかったが、その才能とスペシャリティに疑いの余地はない。ピッチに立った時に見せる創造性あふれるプレーはリーグでも屈指だ。流経大柏高3年時には選手権の決勝で涙を飲んだ。ラストイヤーは中心選手となって頂点を目指す。

MF 大森渚生(日本大4年・東京ヴェルディユース)
高いサッカーセンスを武器にサイドバック、ボランチ、サイドハーフと幅広いポジションをこなしゴールに直結するプレーができる賢さ、上手さ、そして得点力があるレフティーだ。高いシュート精度と中盤の選手とは思えないゴールへの嗅覚も武器で、どのポジションに置いても攻撃にアクセントを加えられる。大学の先輩であり同じ左利きの金子拓郎に続き、プロ入り後の活躍が期待される選手だ。

MF 藤光 翔(中京大4年・帝京大可児高)
スピードを落とさず前に切り込んでいく姿勢が魅力のドリブラーは、陽の目を浴びることの少ない東海学生リーグにおける隠れ銘柄だ。昨年末の#atarimaeni cupでは福岡大に敗戦したものの武器であるドリブルからのチャンスメイクで存在感を光らせ、Jクラブのスカウトの目を引いた。

MF 泉 柊椰(びわこ成蹊スポーツ大4年・ヴィッセル神戸U-18)
積極果敢に仕掛けるドリブルは神戸U-18時代からの代名詞。デンソーチャレンジカップでは関東選抜Aを前に苦戦する場面もあったが、折れずにやり続けチャンスを創出した。目の前の相手に恐れることなく何度もチャレンジする姿勢は非常に魅力的。古巣である神戸の練習に参加をしているが、その進路はいかに。

FW 棚橋尭士(国士舘大3年・横浜F・マリノスユース)
U-16、17日本代表で久保建英らと攻撃陣を牽引した才気あふれるアタッカーは、前十字靭帯断裂の大怪我で出遅れた。しかし、復活を果たし、今季は10番を背負う。駒澤大との開幕戦でも見事なミドルシュートを突き刺した。間違いなくここから“盛り返していく”選手だ。

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FW 木村勇大(関西学院大3年・大阪桐蔭高)
高さ、上手さ、速さの三拍子を備える関西学生が誇る大型FW。184センチの長身ながら足下でボールを収める技術もあり、機敏な動きも見せる。あとは得点数が課題だが、最前線で見せる万能性は真似できるものではく、希少だ。すでに東京Vの練習参加も経験している。

FW 山田 新(桐蔭横浜大3年・川崎フロンターレU-18)
近年、好成績を残して強豪の1つと認識されつつある桐蔭横浜大のエースストライカーで、彼の出来が浮沈の鍵を握る。相手DFに体をぶつかられながらも負けずにゴールへ向かっていく力強さと前への推進力はリーグ屈指。川崎F U-18では宮代大聖(徳島)とともにプレーしており、先を行く同期からも刺激を受ける。

FW 村上悠緋(関東学院大3年・大谷室蘭高)
昨季の関東2部で20得点を叩き出し得点王に輝いた、関東学院大のストライカー。前線で労を惜しまず走り回り、貪欲にゴールへ向かうパワーと推進力はリーグでも屈指だ。まだ1年が残されているが、鳥栖や横浜FMをはじめ、多くのクラブが彼に注目をしている。

FW 飯島 陸(法政大4年・前橋育英高)
2017年に前橋育英高が選手権を初制覇した際の得点王が、昨年終盤に本領発揮。持ち前のドリブルだけでなく、勝負どころで見せる得点感覚を示し、チームに勝利を呼び込む選手になった。間違いなく今シーズンの得点王候補である。

取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)

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