「イニエスタやビジャが称賛した国で…」久保建英の元同僚DFが語る東京五輪出場と日本サッカー【独占インタビュー/後編】

「イニエスタやビジャが称賛した国で…」久保建英の元同僚DFが語る東京五輪出場と日本サッカー【独占インタビュー/後編】

東京五輪予選を兼ねた19年のU-21欧州選手権では戴冠に貢献したペドラサ。(C)Getty Images



 サッカーダイジェストWebは、ビジャレアルのDFアルフォンソ・ペドラサに独占インタビューを行なった。今シーズンの前半戦にチームメイトだった久保建英(現ヘタフェ)と“縦関係”でプレーすることもあった25歳は、クロス数とオーバーラップが得点に絡むインパクト数においてラ・リーガの左SBでトップの数値(『Alebia Analytics』より)を叩き出すなど、攻撃サッカーに不可欠な存在となっている。

 インタビューの後編では、オーバーエイジでの出場が期待される東京オリンピックについての思いや、日本サッカーの印象について訊いた。

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――コロナが収束してなくても東京五輪でプレーしたい?

「オリンピックは唯一無二の大会だ。あの大舞台でプレーすることはすべてのスポーツ選手にとって夢だ。僕たちの話をすれば、スペインはアンダー21欧州選手権(2019年6月にイタリアで開催)のチャンピオンチームとして参加する。僕もその世代の一員だ。最終メンバーに入るには、熾烈な競争を勝ち抜く必要がある。ましてや僕の場合は1996年生まれだから、オーバーエイジに相当する。わずか3つの枠を争わなければならない。スペインを代表して東京でプレーすることになれば、最高だろうね。もちろん万全の予防対策を講じることが大前提だ。参加者、そして人々の健康が最優先されるべきであることは言うまでもない」

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――日本の中には、コロナ禍での開催に反対する声も少なくありません。

「世界中の人々がコロナの脅威で不安な日々を過ごしている。その気持ちはよく分かるよ。感染予防対策に万全を期すのであれば、無観客での開催も考えられる。もちろんそうなったら各会場の雰囲気はこれまでの大会とはまったく異なったものになるだろう。ようはバランスをどう取るかだ。このコロナ禍でもスポーツをはじめ多くのイベントが徹底した対策を講じたうえで開催され続けている。こうした前例は進むべき道を示してくれていると言えるんじゃないかな」

――スペインの五輪代表はどんなチーム?

「チームのベースとなるのは、ダニ・セバジョス(アーセナル)、ボルハ・マジョラル(ローマ)、ウナイ・ヌニェス(アスレティック・ビルバオ)といった、さっき話したアンダー21欧州選手権の優勝メンバーだ。一つ下の世代にもフェラン・トーレス(マンチェスター・シティ)、ペドリ、アンス・ファティ(いずれもバルセロナ)といった有望株が台頭している。すでに何人かはA代表へステップアップしているほどで、EUROでプレーする可能性も大いにある」
 

――日本という国についての印象は?

「日本の文化はとても興味深い。スペインとは大きく異なる。まだ訪問したことはないけど、景観も素晴らしいし、とてもいい印象を持っている」


――日本のサッカーについての印象は?

「日本代表は、何大会も連続してワールドカップに出場していて、国際大会でも好成績を残している。さっき話に出たヨーロッパで重要な役割を果たす選手が増えていることも日本サッカーの成長を示している。逆にダビド・ビジャやアンドレス・イニエスタのように、Jリーグでプレーするヨーロッパの選手も増えている。監督もそうだよね。

 多くのブラジル人選手がキャリアの晩年を過ごすためにプレーしていた時期もあった。Jリーグはとても組織化されている印象を受ける。日本人の勤勉さや組織的なところはサッカーにも表われている。しかも近年は才能に優れた選手も増えている」

――イニエスタやビジャ、フェルナンド・トーレスのようにスペインのスター選手が日本でプレーすることをどう思う?

「とても興味深い選択肢だと思うよ。日本というスペクタクルな国を知る絶好の機会にもなるしね。Jリーグはレベルが高く、スタジアムも整備されている。ビジャやイニエスタも称賛しているしね」

――将来的に日本でプレーすることに興味はある?

「一つの選択肢にはなるよね。検討してみる価値はある。ただ僕は今を大切にしたい。その意味でも、東京オリンピックでプレーすることができればいいんだけどね。わずかでも日本を知る機会にもなる」

インタビュー&翻訳●下村正幸

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