「いろいろ悩んだ結果」今は“無所属”の浅野拓磨。視線はすでに次を見据え、攻守両面での奮起を誓う

「いろいろ悩んだ結果」今は“無所属”の浅野拓磨。視線はすでに次を見据え、攻守両面での奮起を誓う

パルチザンでは18得点をマーク。その抜群の決定力を代表のピッチでも披露したい。写真:徳原隆元



 渦中の男が口を開いた。

 5月28日のワールドカップ予選・ミャンマー戦に挑む日本代表のFW浅野拓磨が5月24日、オンラインでのメディア対応に応じた。浅野は今月2日に所属チームのパルチザンとの契約を解除したと自身のSNSで報告。給与未払いや「クラブ側の対応からリスペクトを感じられなくなった」ことを契約解除の理由としているが、パルチザン側はこれに反論。国際サッカー連盟の規定のもと、裁判所で決着をつけるべく行動を起こしていると見られ、大きな話題を呼んだ。

 退団の経緯については、次のように語る。

「(契約解除の)経緯は自分から出させてもらったとおりで、チームと給料の部分で問題があって、僕自身もいろいろ悩んだ結果でもありますし、チームとの間で問題があったので、ああいう形での解除となりました。それからは次に向けてスタートして、この代表が待っていることは分かっていたので、それに向けてできるだけの準備をずっとやり続けて、自主練という形にはなりましたけど、ずっとこの日のために準備はしていました」

 自身のSNSで発表した日にはすでに帰国し、準備を進めていたという。「最初は実家のほうで、2週間は自主隔離しながら、難しい状況ではありましたけど、そのあとはこっちに移動してきて、トレーニングはやらせてもらっていました」。

 現在のコンディションについてはどうか。

「少なくとも、チームとの解除があってから公式戦には出られていないので、そういった部分では、試合の感覚だったりは取り戻していかなければいけないのかなと思っています。

 コンディションの部分ではしっかり自分でできることをやったうえで、こっちにも合流してから、トレーナーさんだったり、協会の人の力を借りて、コンディションは調整してこれているので、そこまで問題はないかなと思っています。今日からみんなと合流してトレーニングなので、そこでもっとももっと自分の中でコンディションを上げていけたらいいかなと思います」
 
 現在は“無所属”で、浅野本人も「こういう状況はなかなかないことで、周りの方も戸惑っていると思います」と受け止める。ただ「僕自身、そこに関してはあまり気にしていない」という。それよりも、次のステップに意識が向いている。

「セルビアに移籍を決めた時から、その次のステップとして5大リーグに戻ってプレーするのがひとつの目標で、その先に次のワールドカップに絶対に出るっていうのが目標なので。自分の決断だったり、選択がすべてそこに向かっているんじゃないかと思っていただければ、いいのかなと思います」

 そのためにも、今回の代表活動でもアピールしたい。

「僕が理想とするストライカーは、いつでもゴールの近くにいて、チームが大変な時にこそゴールを取れる、こいつがいるから安心できるなっていう、チームメイトにそう思ってもらえるのが一番。

 僕がそういうストライカーに近いかというと、まだまだ結果の部分とか未熟ですけど、所属チームではサイドもやっていて、そこからのゴールだったり、アシストだったり、ゴールに絡むプレーは自分の強みでもあります。それプラスアルファ、チームのために献身的にプレーするところも僕の強みだと思っているので、攻撃だけじゃなくて、守備のところでもチームのために全力でプレーできたらなと思っています」

 パルチザンでは主軸としてプレーし、18ゴールをマーク。その抜群の決定力はもちろん、攻守両面でのハイパフォーマンスを期待したい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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