中西哲生と中村憲剛が特別対談。日本サッカーのさらなる進化へ久保建英や中井卓大らとのエピソードも

中西哲生と中村憲剛が特別対談。日本サッカーのさらなる進化へ久保建英や中井卓大らとのエピソードも

中西哲生氏(写真左)がMCを務める「哲 GAKU」(ユーチューブで配信)で対談したふたり。興味深い話が盛りだくさんとなった。



 6月14日、スポーツジャーナリストやパーソナルコーチ、そして川崎の特命大使としても活動する中西哲生氏がMCを務める「哲 GAKU」(Ginza Sony Parkの公式ユーチューブチャンネルにて配信 。無料)が開催され、昨季限りで現役を引退し、現在は川崎のFRO(フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー)などとして活躍する中村憲剛氏と対談。互いのサッカー哲学や、川崎時代のエピソード、日本サッカーのさらなる発展についてなど、様々なテーマで語り合い、過去最大視聴数を記録した。

「哲 GAKU」とは異業種や日本文化から着想を得て独自に構築したサッカー技術理論「中西メソッド」をアップデートする連続講座で、毎月14日にオンライン開催。久保建英らのパーソナルコーチを務める中西哲生氏が、ピアニスト・脳科学・数学・音楽・料理・建築・寺社仏閣など様々な分野の専門家をゲストとして迎え、その功績の秘密を言語化し、同時に「中西メソッド」のさらなるアップデートを図る講座である。

 対談ではともに川崎で背負った「14番」にまつわるエピソードから始まり、川崎の強さの秘密、ボランチの選手へのアドバイス方法、互いの後輩である川崎のFW小林悠にまつわる裏話、中西氏から中村氏へかつて助言した左足シュートのコツにまつわる秘話など、様々な話題を提供。

 また長友佑都から始まり、現在は永里優季、久保建英、中井卓大、斉藤光毅らのパーソナルコーチとして活躍している中西氏の技術理論「中西メソッド」についても語り合い、中村氏が体感したその魅力を紹介。中西氏、中村氏、中井でトライアングルのパス練習をした際の気付きなど、興味深い話が多く盛り込まれた。
 
 縁の深い“後輩”との対談後、中西氏は「普段話していないことを今日は話したいなというのが第一にありました。昔のことでも少し深く訊きたいなとも思っていました。今、(中村の)息子さんを教えていて、その時に話しますが、公の場でここまで長く話したのは、初めて。しかもサッカーの話題だけですからね。それが編集をされずに、そのまま流れるのも“ならでは”だと思います。僕も少しでも日本サッカーの進化に貢献できればと、様々なことをやっています。そういうことが伝わったうえで、皆さんが楽しい時間を過ごしてもらえれば良かったと感じています」と笑顔で振り返った。

 また、パーソナルトレーニングを担当している、久保の活躍にも目を細めた。

「苦しいシーズン(2020-2021シーズン)を送り、大変だったと見ていました。ただ、その時も一度も腐らず、どんな状況でもポジティブに、糧にしていくという決意と熱意を本当に感じました。トレーニングの際も、本人がどういうことをしたいか理解したうえで、様々なメニューを提供しますが、そのなかでも貪欲に学んでいく姿勢をいつも見ています。

 試合に出られない状況で、やり続けるのは難しいはずですが、でもそれをやってきたからこそ、最後(リーグ最終戦)のああいうクオリティのあるゴールにつながっていると思いますし、20歳になったばかりですが、本当に20歳かと思えるほど、達観しているというか、周囲は順風満帆に見えるかもしれないですが、苦しい経験も積み重ねてきているので、しっかり、丁寧に練習でアピールして、試合で結果を残すということを繰り返すしかない。そこをちゃんとやり続ける凄さは小学生からずっと見ていますが、単純に凄いなと。そして僕がどういうことをもたらせられるか、そこが僕の挑戦にもなります。今日はそのヒントが詰まっていたと思います」

 独自のサッカーを観を持ち、日本サッカーのさらなる進化を期待するふたりの対談は、非常に濃い魅力的な内容となっていた。

構成●サッカーダイジェスト編集部

 

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