「お姉さん的な存在」清水梨紗が明かす鮫島彩からの影響。“なでしこ”の中心世代となった東京五輪への想いは…

「お姉さん的な存在」清水梨紗が明かす鮫島彩からの影響。“なでしこ”の中心世代となった東京五輪への想いは…

4月のパナマ戦では代表初ゴールもマークし、攻守に存在感を増す清水。写真提供:東京ヴェルディ



 なでしこジャパンの東京五輪登録メンバー18人が6月18日に発表された。

 そのうち10人が日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属したことのある選手で、現所属選手の清水梨紗、三浦成美、宮川麻都、北村菜々美、遠藤純の計5選手が含まれる。

 そんな名門ベレーザの現キャプテンで、2018年から常連となった代表でも不動の右SBとして君臨する清水は、代表選出について「本当に素直にすごく嬉しいですし、18人という少ないメンバーの中だったので、選ばれていない選手たちの分も本当に頑張らないといけないという気持ちです」と語った。

 今回の代表メンバーには長年、なでしこを支えてきた鮫島彩が落選。左右のサイドバックとしてともに戦ってきた清水は、「鮫さんとは本当にたくさん話しました」と先輩鮫島への想いを明かした。

「自分がなでしこに選ばれてまだ試合に出ていない時も、いろいろお話を聞かせてもらったり、こういう時はこういうプレーを選んでいるという話は常にしていました。SBとしてだけでなく、お姉さん的な存在でもあったので、話すことはすごく多かった。鮫さんから学ぶものというのは凄くありました」
 
 東京五輪に臨むなでしこのディフェンスラインでは、90年生まれの主将・熊谷紗希を除き、98年生まれの宮川麻都、南萌華と、99年生まれの北村菜々美、宝田沙織と若いメンバーが増えてきた。

 96年生まれの清水は、「ディフェンスラインでは、(熊谷)紗希さんの次は自分という年齢になってきているので、そういう中でもSBだったら(北村)菜々美だったり、(宮川)麻都だったり、他の選手も引っ張りながら、やっていかないといけないという自覚は出てきた」と決意を口にした。

 なでしこ全体で見ても中心となるべき世代だ。清水の同期、長谷川唯と籾木結花をはじめ、1歳年上の山下杏也加、2つ上の田中美南、そしてエースの岩渕真奈とも3歳の差。さらにみなベレーザ出身で「代表に入ってもやりやすさは感じます」という気ごころも知れた仲だ。

 その一方で、現在はそれぞれ移籍も経て別々のチームに所属している。

 特に、同期の長谷川と籾木については、「同じチームから代表に選ばれるのが当たり前だった。今ふたりは海外に挑戦していて、(長谷川)唯もモミ(籾木結花)もすごく良いものを取り入れて帰ってきていますし、それに負けず自分もベレーザでふたりがいなくなった後も、取り入れてきたつもり。レベルアップして代表に戻ってきたいねと話していました」という。

 イタリアのミランに渡った長谷川については、「もともとすごく上手い選手ですけど、ひとりでふたりを相手に守っている姿とか、自分で駆け引きして、パスカットしちゃう姿には磨きがかかったと思う」とし、アメリカのOLレインに所属する籾木については、「ドリブルで中に切り込んでいくのはアメリカに行って、さらにレベルアップしたんじゃないかなと個人的には思います」と評価した。

 また、ベレーザで長くチームメイトとして戦ってきた田中については、「タナピーは、ドイツでフィジカルのある人たちにもまれてサッカーをやってきて、キープ力がすごい」と、どんなボールも「収めてくれる。今までもあったけど、さらに強さが出てきている」とチームメイトたちの成長を喜んだ。

 そして、自身の積み上げてきたことについては、「崩しの部分だったら、モミと右サイドを組む時に、モミが中に行くぶん、自分がサイドを使える。唯は遠くでプレーすることが多いですが、ボールを持つ時に、逆サイドを見てくれているのは感じるので、走るタイミングや、そこに自分がいるということは凄く大事にしている。タナピーとはクロスを合わせたい。得点に繋がるプレーをしていきたい」とベレーザで戦っていた時以上のプレーを代表でも見せたいという。

「それが、代表チームに、オリンピックに還元出来れば最高」と静かに闘志を燃やした。

 なでしこジャパンの東京五輪は、7月21日のカナダ戦で幕を開ける。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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