クラブユース選手権がまもなく開幕! Jデビューも遠くない将来性を秘めた必見タレントを一挙紹介!

クラブユース選手権がまもなく開幕! Jデビューも遠くない将来性を秘めた必見タレントを一挙紹介!

左から楢原(鳥栖U-18)、千葉(清水ユース)、吉田(名古屋U-18)、松原(讃岐U-18)。写真:松尾祐希



 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨夏は予定されていた全国の舞台が軒並み、中止もしくは延期となった。あれから1年。昨年度は12月末に開催された日本クラブユース選手権(U-18)大会が、今年は例年通り夏に幕を開ける。

 7月25日から8月4日まで群馬県内で行われる今大会は、各地域の予選を勝ち抜いた32チームが参加。4チーム×8組のグループステージと、各グループ上位2チームの計16チームで争うノックアウトステージが行なわれる。

 注目が集まるなかで、今回はすでにJデビューを果たしている選手以外でブレイクの可能性を秘めた逸材たちを紹介する。

 今大会に挑む選手たちは、DF中野伸哉(3年/サガン鳥栖U-18)、DF工藤孝太(3年/浦和レッズユース)、MF梶浦勇輝(3年/FC東京U-18)、FW坂本一彩(3年/ガンバ大阪ユース)、MF北野颯太(2年/セレッソ大阪U-18)、MF福井太智(2年/サガン鳥栖U-18)、MF橋本陸斗(2年/東京ヴェルディユース)といった一足早くプロの世界に足を踏み入れている同世代のトップランナーたちに負けずとも劣らない将来性を秘めたタレントだ。

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No.1
GK松原快晟(2年/カマタマーレ讃岐U-18)
1年時の頃から注目を集めてきた逸材だ。中2の時に一学年上の谷口璃成(明秀日立高)を抑えて香川県選抜で正GKを任された。順調にステップアップを果たし、各年代の世代別代表で主軸を担うと、チームでも昨季は1年生ながらレギュラーに抜擢。至近距離でのシュートストップに滅法強く、足もとの技術も世代トップクラス。すでにトップチームでは2種登録をされており、ブレイクの可能性は十分にある。

No.2
DF吉田温紀(3年/名古屋グランパスU-18)
ビルドアップ能力に定評がある現代型の守備者。クラブではCBとボランチで起用されており、2年後のU-20ワールドカップを目指すU-18日本代表では3バックの一角でも試された。2種登録されており、6月にはタイで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグのメンバーとしてトップチームに帯同。クラブと代表で高い評価を受ける注目株が夏の主役となれるか注目だ。
 

No.3
DF小澤晴樹(2年/大宮アルディージャU18)
技巧派が揃う大宮U18において、強さと速さを兼ね備える屈強なCB。最大の武器は圧倒的な身体能力の高さで、対人プレーを得意とし、空中戦でも簡単に競り負けない。U-17代表にも継続的に名を連ねていたが、今年はU-18代表に飛び級で選出された。さらに経験値を積めば、一つ上のステージを目指せるタレントだ。

No.4
DF舩木大輔(1年/横浜F・マリノスユース)
1年生ながら横浜ユースで右SBのレギュラーを務める。目を引くのはフィジカルの強さだが、キックの質も高く、何度もサイドをアップダウンできる運動量も魅力。開幕から安定したプレーを見せると、U-16代表だけではなく、飛び級でU-17代表とU-18代表に招集された。目標はイングランド代表のDFアーロン・ワン=ビサカや日本代表のDF酒井宏樹。彼らのようにスケールが大きなSBに変貌を遂げたとしても不思議ではない。

No.5
MF安藤阿雄依(2年/清水エスパルスユース)
切れ味鋭いドリブルが持ち味のアタッカーだ。6月中旬のU-16代表候補合宿では存在感を示し、森山佳郎監督からも「この合宿で一番光っていた」と称されるほどのプレーを見せた。スピードを生かした仕掛けに加え、相手の懐に入り込むセンスも抜群。2人ぐらいにマークを付かれても、ひとりでボールを運んで打開できる強引さも面白い。線の細さは課題だが、今夏にブレイクする予感を漂わせているのは間違いない。
 
No.6
MF楢原慶輝(2年/サガン鳥栖U-18)
福井とともにサガン鳥栖U-15時代から注目を集めていたタレントだ。正確なパスとゲームを組み立てる力は世代トップクラス。今秋にU-17ワールドカップ(昨年12月に開催中止が決定)が開催されていれば、主軸を担っていたに違いない。課題だったフィジカル面が強化され、体重が昨年と比べて約5キロアップ。当たり負けする場面が減り、推進力が増した。今大会で飛躍のきっかけを掴めれば、今季中のJデビューも見えてくる。

No.7
MF後藤啓介(1年/ジュビロ磐田U-18)
中学3年生だった昨季から磐田U-18に席を置く俊英で、188センチと大柄ながら足もとのボールタッチが柔らかい。主戦場はボランチやトップ下だが、センターラインであればどこでもこなす器用さも併せ持つ。高校1年生となった今季は春先にトップチームのキャンプに参加。遠藤保仁や中山雅史コーチから助言をもらうなど、今までにない刺激を得た。2028年のロサンゼルス五輪では主軸としての活躍が期待されるだけに、今大会は周囲の期待に結果で応えたい。
 

No.8
FW千葉寛汰(3年/清水エスパルスユース)
得点パターンが豊富なゴールゲッターだ。現在U-18高円宮杯プレミアリーグでは、7試合で8得点。得点ランキングでは2位に付けており、非凡な得点感覚をいかんなく発揮している。リーグ戦での活躍が認められ、6月にはU-20代表に飛び級で選出。関東大学選抜とのトレーニングマッチではクロスに合わせる形から2ゴールを挙げるなど、フィジカル面や得点力は上のレベルでも通用した。総合力を含め、今大会の得点王候補筆頭であるのは間違いない。

No.9
FW山崎太新(3年/横浜FCユース)
キレのあるドリブルで攻撃を牽引する10番。スピードを生かした仕掛けだけではなく、狭い局面を個人技で打開する術も持ち合わせており、チームの命運を握る存在と言っても過言ではない。昨季までは早生まれのため一世代下の代表でプレーをしていたが、今季はU-18代表にも選出。クラブでも春先にトップチームのキャンプに参加しており、全国舞台で活躍が待たれるタレントのひとりだ。
 
No.10
FWアジズブライアン瑛汰(2年/ジェフ千葉U-18)
ガーナにルーツを持つアタッカーの武器は、左足を駆使したドリブルとスピード。ボールの置き所も面白く、相手DFが飛び込めない場所でキープをし、一瞬のスピードで敵を置き去りにする。現在はチーム事情で途中出場が多いが、「他にはないアイデアを持った選手」と朝岡隆蔵監督の評価も高い。4月のU-17代表候補合宿で見せたような思い切りの良い仕掛けが全国の舞台で発揮できれば、一つ上のステージも見えてくる。

No.11
FW内藤大和(2年/ヴァンフォーレ甲府U-18)
フィジカルの強さ、シュートセンスは世代屈指で、トップチームの練習に参加した経験を持つ。昨年10月に右足の腓骨を骨折した影響で長期離脱を余儀なくされたが、リバビリ中にフィジカルを強化。久々に参加した6月のU-17代表候補合宿のトレーニングマッチでは身体の強さを生かしたボールキープから右足のアウトサイドでゴールを決めるなど、才能の片鱗をのぞかせた。高校入学後初となる全国の舞台でブレイクスルーを果たせるか注目だ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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