「弱体化した南アが東京で苦闘」黒星発進に現地メディアは災難続きを嘆く。「日本代表は強力な準備をしてきた」

「弱体化した南アが東京で苦闘」黒星発進に現地メディアは災難続きを嘆く。「日本代表は強力な準備をしてきた」

南アフリカのメディアは、自軍の戦力不足を嘆いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)



 U-24日本代表は7月22日、東京五輪のグループステージ初戦でU-24南アフリカ代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。

 圧倒的に押し込みながら、どうしても得点を奪えない焦れる展開のなか、日本がついに均衡を崩したのは71分だった。ペナルティエリア右でボールを持った久保建英が中央へ切れ込み、自慢の左足を一閃。GKの手を弾いた強烈なシュートは、右ポストに当たったあとゴールに吸いこまれた。

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 20歳の一撃は決勝点となり、日本は開幕戦を白星で飾った。一方で、黒星発進となった南アフリカは、日本のほか強豪フランスとメキシコも同居するグループA突破へ、黄色信号が灯る結果となった。この状況に対し、現地メディア『Sowetan Live』は「弱体化したSA (南アフリカ)が、東京で苦闘」と見出しを打ち、災難続きを嘆いている。

「SAは、コロナの影響で強化試合が中止になることが多かった。また、パーシー・タウやギフト・リンクスなど、海外で活躍する選手も所属クラブとの問題で招集できず、ライル・フォスター、ファグリー・ラカイ、アブバカー・モバラ、シポ・ムブレ、ケレツォ・マクガルワの5人は、様々な健康上の理由で出場を辞退した。

 東京に到着後も、2人の選手がコロナの陽性反応を示し、チームは2日間の隔離を余儀なくされ、月曜日からトレーニングを再開した。結局、ムプマランガ州のキャンプ地を離れてから7日間もトレーニングができなかった」
 
 自国の圧倒的な準備不足に対し、開催国の用意周到さはより際立つものとなった。

「日本代表は、組織力と運動量に優れたチームで、強力な準備をしてきた。A監督の監督も務めるハジメ・モリヤスは、2020年のU-23アジアカップで残念な結果に終わったチームを見事に立て直したのだ。2021年に行なわれた7つの親善試合で、アルゼンチンに3-0、ガーナに6-0、ジャマイカに4-0、ホンジュラスに3-1で勝利、スペインと1-1の引き分けなどの結果を残した。1968年のメキシコ大会以来のメダル獲得が期待されている。

 これらの要素を考えると、日本が序盤からSAを圧倒したことは驚きではなかった。ズヴォーレの優秀な左SBユウタ・ナカヤマが日本の勢いの源となるなかで、GKロンウェン・ウィリアムズが何度もセーブして試合を維持した。

 日本はハーフタイムを挟んでも定期的にSAを攻撃。55分にはCFのダイチ・ハヤシのボレーシュートをウィリアムズが止めた。このチャンスの後は、日本はアイデアがないように見えたが、彼らはゴールを奪った。巧みなウイングのタケフサ・クボが、シブシソ・マビリソをかわしてボックスの端からシュートを決めたのだ」

 コロナの問題で日本と対戦できるかどうかもギリギリだった南アフリカ。厳しい状況は続くが、ここからなんとか立て直し、グループAをかき乱す存在となるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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