【セルジオ越後】金メダルは森保監督の手に託された。フランス戦を100%で勝ちに行くのか、決勝Tを見据えるのか…お手並み拝見だね

【セルジオ越後】金メダルは森保監督の手に託された。フランス戦を100%で勝ちに行くのか、決勝Tを見据えるのか…お手並み拝見だね

U-24日本代表を率いる森保監督。3戦目は難しいマネージメントを強いられそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)



 東京オリンピックの男子サッカーは、日本がメキシコに2-1で勝利を収めグループリーグ2連勝を飾った。日本は試合の入り方がもうイケイケで、逆にメキシコはフランス戦とは違ってゆっくりゆっくりという感じだった。その勢いが序盤でいきなりスコアに表われたね。

 日本が2点を先行して、メキシコがガンガン前から来るようになると、日本も押し込まれながらも遠藤や田中が中盤で頑張って、最終ラインの吉田、酒井も経験豊富なオーバーエイジらしく老獪に守っていたよ。

 ただ、時間が経つにつれて、やっぱり初戦同様ちょっとスタミナ切れを起こして、相手のスピードについていけなくなるような印象を受けた。それが日本のイエローカードの多さに出ている。初戦の南アフリカ戦とこのメキシコ戦で遠藤、田中の両ボランチがもらっていて、堂安と酒井も1枚ずつ。キーマンの選手がもらっているのはやや懸念材料だし、今大会で主審が少し神経質に笛を吹きすぎているのも気になるよ。ファウルには気を付けなければいけない。

 それでも2-0で抑え込めていれば良かったけど、結局1点を取られて、得失点差ではメキシコと並んでしまった。終盤の谷のビッグセーブがなかったらと思うと、ちょっとゾッとするよね。ただ、最後の1失点は本当に余計だったんだ。というのも、3戦目で当たるフランスは得失点差で−2となっている。日本はメキシコとともに+2。日本はフランスに0-2で敗れると、得失点差でフランスと並び、総得点では下回ることになる。フランスは何がなんでも2点差以上での勝利を掴みに来る。仮に日本がフランスに敗れ、メキシコが南アフリカに勝って3チームが2勝1敗で並んだら、得失点差がモノを言ってくる。
 
 だから、グループリーグ2連勝と言っても、一歩間違えれば日本はグループリーグ敗退の可能性だって十分にある。ここで注目されるのは、なんと言っても森保監督のマネージメントだろう。日本は、フランスを相手に手を抜いた戦いはできないだろうし、おそらく2試合連続フル出場の久保くんや終盤まで引っ張っている堂安も休ませることはできない。勝負がかかった試合でターンオーバーはできないからね。

 ただし、日本の目標は「金メダル」なんだ。ここを乗り切っても中2日で決勝トーナメントが始まる。100%で戦ったら主力の疲労も気になるし、イエローカードのマネージメントも必要だ。準々決勝を前にガス欠になって、まともに戦えなくなってしまうようでは意味がない。森保監督には、フランスを相手にとてつもなく難しい宿題が出されたね。金メダルは森保監督の手に託されたと言ってもいいんじゃないかな。ここは指揮官のお手並み拝見だよ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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