『アタッキング・フットボール』の“コピー”では終わらない。マスカット新監督はマリノスをさらなる高みへ導けるか

『アタッキング・フットボール』の“コピー”では終わらない。マスカット新監督はマリノスをさらなる高みへ導けるか

就任会見に臨んだマスカット監督。オーストラリア出身の47歳だ。写真提供:横浜F・マリノス



 J1の横浜F・マリノスは8月5日、ケヴィン・マスカット新監督の就任会見を行なった。

 18年シーズンより横浜で指揮を執っていたアンジェ・ポステコグルー前監督は、スコットランドのセルティックの監督に就任するため今年6月に退任。後任としてマスカット監督の就任が7月に発表されていた。

 マスカット監督はオーストラリア出身の47歳。現役時代は母国クラブで活躍した他、イングランドのクリスタル・パレスやウォルバーハンプトンでもプレー。引退後はポステコグルー監督の下、メルボルン・ビクトリーでアシスタントコーチを務めていた経験があり、13〜19年シーズンは同クラブの監督に。昨年は6月から12月までベルギーのシント=トロイデンを率いていた。
 
 新指揮官はまず、「シーズンの途中ですが、責任感を持ってきました。F・マリノスに来れたことが嬉しく、楽しみにしています」と現在の心境を語り、新しい挑戦をこう意気込んだ。

「ポステコグルー前監督が築き上げたサッカーはF・マリノスのアイデンティティになっていると思います。まずは、彼がやってきたことを軸にチームを成長させていく。向上させていく」

 基本的には前監督が植えつけた攻撃的でスピーディな『アタッキング・フットボール』の踏襲を明言したマスカット監督。前述したとおり、ポステコグルー前監督の下でアシスタントコーチを務めていた経験があるだけに、そう難しいミッションではないだろう。

 ただ、「向上させていく」「詳しくは言えませんが、成長し続けることが大事」と言うように、単なる“コピー”で終わるつもりがないこともほのめかした。
 

 監督就任の決め手についてはこう語った。

「チャレンジできる場所だなと思いました。そしてF・マリノスが築き上げた哲学やこれからのプロジェクトに私の経験が合うんじゃないかと。そのなかで、今まで以上のことをやりたい。それが楽しみです」

 新指揮官は5日からチームに合流しており、6日のガンバ大阪戦から早速、指揮を執る予定だ。

「ようやくチームに合流できましたが、これまでリモートで練習を見たり、たくさんの試合を映像で確認できています。スタッフとの話し合いもやってきました。なので、初めてという感じではなく、個人の特徴は見えています。もちろん、チームの全体像はまだまだですけど、これから1日でも早く全体を理解したうえでやってきたい」
 
 リーグ2位の横浜は首位の川崎と勝点差12(消化試合は横浜が2試合少ない)だが、まだ優勝の可能性はあるため、マスカット監督にかかる期待は大きい。新体制の初戦、G大阪戦は8月6日の19時キックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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