【浦和×C大阪|ルヴァン杯・準決勝第1戦展望】成長過程にある両者のバトル。タイトルへの強い想いが原動力に

【浦和×C大阪|ルヴァン杯・準決勝第1戦展望】成長過程にある両者のバトル。タイトルへの強い想いが原動力に

浦和の予想スタメン



ルヴァンカップ準決勝第1戦
浦和レッズ対セレッソ大阪
10月6日(水)/19:00/埼玉スタジアム2002

浦和|準決勝までの戦績
▼グループステージ
1 湘南(A)△0-0
2 柏(H)●0-1
3 横浜FC(A)〇2-1
4 湘南(H)△0-0
5 柏(A)△3-3
6 横浜FC(H)〇2-0
▼プレーオフステージ
1 神戸(A)〇2-1
2 神戸(H)△2-2
▼準々決勝
1 川崎(H)△1-1
2 川崎(A)△3-3

[浦和|C大阪との第1戦展望]
 浦和レッズが様々な意味での「復活」をかけ、ルヴァンカップの準決勝でセレッソ大阪との決戦に臨む。

 まずは、直近のゲームであるヴィッセル神戸戦で1-5の大敗を喫したところからの復活だ。その試合前の時点で、公式戦10試合無敗で臨んできた勢いがウソのように前半から失点を重ねた。その好成績を最後方から支えてきたGK西川周作は判断ミスから複数失点に絡み、機能していたストライカーを配置しないシステムもハイプレスの餌食になった。

 リカルド・ロドリゲス監督は「我々は次に向けてしっかりと立ち上がって、浦和レッズの力強さをしっかり見せないといけない」と話す。そうした意味でも、このC大阪戦にはチームが積み上げてきたサッカーの「復活」が求められる。第1戦がホームだけに、アウェーゴールを渡さない戦いをしつつも、ゲームをコントロールして押し込む得意な展開に持ち込みたい。
 
 そして、日本代表に酒井宏樹が招集されたことや連戦を加味すれば、ローテーション起用が想定される。キャスパー・ユンカーや西大伍、槙野智章といったスタメンから少し遠ざかった選手たち、シーズン序盤からルーキーにして中盤を支えてきた伊藤敦樹にもチャンスが訪れる可能性があるだろう。彼ら個人の「復活」もまた、シーズン終盤戦に向けたチームの重要なポイントだ。特に、ユンカーが来日直後に見せたゴールラッシュが復活するかどうかは大きい。

 そして何より、浦和というクラブ自身が近年の低迷からの「復活」を印象付けるタイトルが欲しい。これまでも、ルヴァン杯(旧ナビスコカップ)の優勝は浦和にとってタイトル獲得が続く黄金期の幕開けだった。

 3年計画を打ち出しての2年目、ステップの1年という位置づけであるものの、世代交代の過渡期にあり、若手選手も多くなってきた今シーズンにルヴァンカップで優勝することができれば、再び「強い浦和」をアピールすることができるはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

ルヴァンカップ準決勝第1戦
浦和レッズ対セレッソ大阪
10月6日(水)/19:00/埼玉スタジアム2002

C大阪|準決勝までの戦績
▼準々決勝
1 G大阪(H)●0-1
2 G大阪(A)〇4-0

[C大阪|浦和との第1戦展望]
 8月末、新たに小菊昭雄監督が就任して以降、セレッソ大阪は公式戦を10試合戦った。結果は4勝6敗と黒星が先行しているが、その中には、ガンバ大阪とのルヴァンカップ準々決勝も含まれている。ホームで行なわれた第1戦こそ0-1で落としたが、続くアウェーでの第2戦に4-0で勝利。“大阪ダービー”を制し、準決勝進出を果たした。

 今回の準決勝で対戦する浦和レッズとは、先月のリーグ戦で対戦し、0-2で敗れている。内容面でも大きな差を感じさせる結果に終わったが、だからこそ得たモノもある。「完敗の中で、私たちの学びも大きかった。チームが一つひとつ積み上げて前進している姿を今回の準決勝で見せたい」と指揮官は意気込みを語る。

 浦和のボール保持にどう対抗するか。浦和のプレスをどう回避してボールを運ぶか。セレッソとしては、直近のリーグ戦での敗戦を教訓に、どう修正して試合に臨むかがカギになる。もっとも、どのような内容でも、決勝進出という結果こそが最も重要なことでもある。粘り強い戦いの中から勝機を掴むことも大切だ。
 
 8月中旬から9月の終わりにかけて公式戦13連戦を戦ったチームにおいて、途中から指揮官に就任した小菊監督は、選手層の底上げを図りつつ、攻守における規律の構築に力を注いできた。まだまだチームは発展途上ではあるが、タイトルを欲する渇望とチームの一体感は、クラブとして初戴冠となった4年前にも負けていない。

 当時はコーチの立場でタイトル獲得に貢献した指揮官は、「(決勝進出へ向けて)最後までチームが一体感を持って、全員の力で決勝進出を強く思うこと。チームのために走る、戦う、自己犠牲すること。そういった姿勢が大事になる」と言葉に力を込めた。

 ファイナル進出を懸けた180分プラスアルファの戦い。まずは第1ラウンドとなるアウェーでの一戦。全員で攻守に規律を持ってプレーし、「いい守備からいい攻撃につなげて」(西尾隆矢)浦和撃破を目指す。

取材・文●小田尚史(サッカーライター)
 

関連記事(外部サイト)