【サウジアラビア戦のスタメン予想】“鬼門”のアウェー戦は経験豊富なメンバーで臨む?堂安負傷の2列目は…

【サウジアラビア戦のスタメン予想】“鬼門”のアウェー戦は経験豊富なメンバーで臨む?堂安負傷の2列目は…

サウジアラビア戦に臨む日本代表。アウェーで勝点3を得られるか。



 10月7日(日本時間で日付が変わった8日〈金〉の深夜2時)、日本は2022年開催のカタール・ワールドカップへ向けたアジア最終予選の第3戦を迎える。アウェーのジッダで対戦するのはサウジアラビアだ。

 9月にスタートした最終予選で、ホームでのオマーン戦でまさかの敗戦(●0-1)を喫した森保ジャパンは、続くアウェーの中国戦(カタールで開催)には勝利(〇1-0)し、1勝1敗でグループBの4位につける。 

 一方、2連勝のサウジアラビアは、同じく連勝を飾ったオーストラリアに次ぐ2位。12か国がグループAとBに分かれ、総当たりで各国が10試合を戦う最終予選では、上位2か国がワールドカップの出場権を得る(各グループの3位チームはプレーオフに進出)レギュレーションで、日本は10月12日にホームで対戦するオーストラリアとのゲームを含め、ここで重要な2連戦へと挑む。

 その大事なサウジアラビア戦に向けて森保一監督は25選手を招集。累積警告によりサウジアラビア戦は出場停止となる伊東純也もオーストラリア戦へ向けて選出された一方、怪我を抱える久保建英は選外。同じく負傷が心配された古橋亨梧は、クラブでの戦列復帰も果たし、追加招集となったが、試合直前には堂安律の離脱も発表された。

 顔ぶれを見渡せば、今夏にドイツへ移籍した田中碧らフレッシュな人材もいるが、中心はこれまで森保ジャパンを支えてきた選手たちで、サウジアラビア戦のスタメンも、実績のある選手が選ばれる可能性が高いだろう。

 アウェーのサウジアラビアといえば雰囲気や環境面から“鬼門”とされ、さらに当初は6割に抑えられると言われていたスタジアムの人数制限も、直前になって規制がかからなくなった様子。試合がキックオフされる現地時間20時は、日中ほどの暑さは感じられないというが“完全アウェー”のシチュエーションで戦うだけに、やはり経験値の高いメンバーが選ばれることになるのだろう。
 その意味で、GKは数々の修羅場をくぐり抜けてきた川島永嗣もいるが、9月のオマーン戦、中国戦にもスタメン出場し、森保ジャパンの守護神を担ってきた権田修一が務めるのではないか。GKにはもう一人、東京五輪で評価を高めた谷晃生もいる。

 最終ラインは連係面を鑑みても、右から酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、長友佑都の“王道メンバー”が考えられる。9月の2試合を戦った時点では無所属でコンディションが心配された長友も、その後、古巣のFC東京への復帰が決まり、10月2日の川崎戦では力強いプレーを披露。森保監督も「明るくポジティブに、高い目標を見据えて進んでいくんだと、プレーで体現してくれています。頼もしい存在です」と期待を寄せる。

 またアーセナルでは右SBで称賛される冨安も、日本代表での定位置となるCBで、キャプテンの吉田とともに柔軟な対応を見せてくれるであろう。ちなみに2019年のアジアカップでは、7割以上のポゼッションを許しながら冨安の決勝弾で、森保ジャパンはサウジアラビアを破っている。

 ボランチは、伸び盛りで期待値も上がっている田中碧、アジア2次予選などで評価を高めた守田英正もいるが、こちらもチーム発足から多くの試合で組んでいる柴崎岳と遠藤航のコンビになるのではないか。

 現にクラブ事情もあり、柴崎が約10か月ぶりの代表復帰を果たした9月のオマーン戦と中国戦では、指揮官はともに、柴崎、遠藤の組み合わせを選択している。

 中盤2列目は、前述したようにトップ下候補の久保と、右サイドのスピードスター・伊東が不在で、堂安も離脱。これまでの起用法からシンプルに考えれば、鎌田大地、南野拓実は先発に入りそうだが、右サイドは浅野拓磨、古橋、三好康児が候補になるか。南野をトップ下にスライドし、古橋を左に置く形もあるかもしれない。

 CFは起点となれる大迫勇也をチョイスし、点が欲しい状況でオナイウ阿道を投入する形になるのではないか。
 すでに一敗を喫している状況に危機感を抱く選手たちが目標に掲げるのは、ワールドカップの切符を争うライバル、サウジアラビアとオーストラリアに、勝てば勝点を与えずに自らは増やせる、いわゆる“6ポイントマッチ”に連勝すること。ただ、アウェーの厳しいサウジアラビア戦では試合展開によっては、ドローでもOKというプラン変更を余儀なくされる場合もある。

「非常に攻撃的なチームで、球際の攻防、攻守の切り替えが早く、アグレッシブに戦ってくると思います」(森保監督)というサウジアラビアは、ボールを保持しながら日本を崩しにかかるはず。

 そこを前からいく守備と、相手を誘いこむ守備を活用しながら、ボールを上手く奪い、効果的な攻撃につなげたいところ。ゴールを奪うためには、ベンチワークの柔軟性も必要になるだろう。

文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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