「日本は機能しなくなった」ブラジル・メディアの日本通記者が森保Jの“失速”を指摘「エースがいない」

「日本は機能しなくなった」ブラジル・メディアの日本通記者が森保Jの“失速”を指摘「エースがいない」

日本代表は約4万人が集う超アウェーのスタジアムで大一番に臨んだが…。(C)REUTERS/AFLO



 まさかの敗戦に、地球の裏側でも驚きが隠せないようだ。

 現地時間10月7日、カタール・ワールドカップのアジア最終予選・第3節でサウジアラビアと敵地で対戦した日本は、0-1で敗北。9月に行なわれた2試合を1勝1敗で終えた森保ジャパンだが、早くも2敗目を喫した。グループ内では、得失点差でオマーンをかわし、3位につけているが、次戦オーストラリア戦の雲行きも決して明るくない状況だ。

 ブラジル大手メディア『globo』の日本通、チアゴ・ポンテンポ記者は「この結果は日本の最終予選での立場を複雑にしている」とし、「来週火曜日に行なわれる日本とオーストラリアの決戦は、サムライブルーにとって、ほぼ死活問題だ」と伝えている。
 
「3試合を終えて勝点3ポイントしかないサムライブルーは、カタールでのワールドカップに向けて微妙な立場に立たされている。日本は、ジッタで最低でも1ポイントを獲得して帰国するには有利な状況でさえあった。サウジは主力のふたりを欠いていたのだ。

 日本も右MFに入る選手を怪我などで欠いていたが(久保建英、伊東純也、堂安律)、このポジションにも多くの選択肢があった。実際、試合が始まってみれば、サウジの怖さは空中戦でしか感じなかった。残念だったのは、大迫が前半の決定的なチャンスを逸したくらいだ」

 だが、「後半になると、日本の攻撃はもはや機能しなくなった。特に柴崎岳のミスで失点後、日本は無秩序で無謀な攻撃をし、GKアル・オワイスを脅かすことはできなかった」と辛口で評した。

 そして、12日に予定されているホームでのオーストラリア戦は、「サムライブルーにとって事実上の死活問題であり、悪い結果になれば、森保一監督の失脚を意味することにもなりかねない」と指摘している。

「技術レベルの低い相手との対戦しかしていないにもかかわらず、この段階での日本のパフォーマンスは低い。中国に勝利したときでさえ、説得力のあるパフォーマンスではなかった。抱えているメンバーで結果を得られない場合、監督の責任は大きい。果たして、この最終局面で活躍していない柴崎を外す勇気があるだろうか? このポジションには守備力の高い守田や、バランス感覚に優れた田中碧など、良い選択肢があふれている」

 そして、「過去10年間の本田(圭佑)や、中島(翔哉)のように、チームを支え、厳しい試合を決めてくれるエースがいないことも、この段階になって痛感する」と嘆き節で綴り、「奥の手として三笘薫のような選手を森保監督はついに招集するのだろうか。まずはオーストラリアとの試合を乗り切らなければならない」と締めくくった。

 恒例の採点では、パスミスから失点を招いた柴崎に10点満点中「4.5」点と最低評価を付けている。また、森保一監督には「5」点をつけ、「選手の招集、布陣、交代には不満が残る。前半は日本に有利になるようなチャンスを作っていたことは評価できるが、後半の無気力さが仇となってしまった。彼は就任以来、最大のプレッシャーを感じている瞬間を生きている」と寸評を添えた。
 
 直前に迫るオーストラリア戦の結果は、今後の日本代表の行方を決める、文字通り重要な一戦となることは間違いない。エースを欠き、失速していると指摘された森保ジャパンは、果たして息を吹き返すことができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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