【C大阪×浦和|ルヴァン杯・準決勝第2戦展望】17年以来のファイナル進出か。“ホーム”帰還を果たせるか

【C大阪×浦和|ルヴァン杯・準決勝第2戦展望】17年以来のファイナル進出か。“ホーム”帰還を果たせるか

浦和の予想スタメン



ルヴァンカップ準決勝第2戦
セレッソ大阪対浦和レッズ
10月10日(日)/15:00/ヨドコウ桜スタジアム

浦和|準決勝までの戦績
▼グループステージ
1 湘南(A)△0-0
2 柏(H)●0-1
3 横浜FC(A)〇2-1
4 湘南(H)△0-0
5 柏(A)△3-3
6 横浜FC(H)〇2-0
▼プレーオフステージ
1 神戸(A)〇2-1
2 神戸(H)△2-2
▼準々決勝
1 川崎(H)△1-1
2 川崎(A)△3-3

[浦和|C大阪との第2戦展望] ※第1戦の結果は△1-1
 浦和レッズは準々決勝に続き、優位な状況を作り切れなかったホームゲームを経て、アウェーでの決戦に突破をかけることになった。

 セレッソ大阪と対戦したルヴァンカップの準決勝第1戦は、ホームで1-1の引き分け。特に1-0とした後の時間帯にたたみかけていれば、ここでほぼ勝負を決めることすら可能だった展開を逃した感がある。

 それでも、このホームで初戦を1-1という結果は準々決勝と同じだ。リカルド・ロドリゲス監督も「川崎フロンターレを同様の状況で敗退に追い込んだ経験は、今回の準決勝でも1つの基準として捉えないといけない」と、現在リーグ戦で首位を走る強豪を、第2戦の敵地で1-3と絶体絶命の状況からラスト10分の大反撃で3-3に持ち込んで突破を決めた経験がチームにあると自信を見せる。

 浦和はJリーグの中でもこうしたホーム&アウェーの対戦に慣れているクラブの1つだと言える。アジアでの経験もあり、苦しんでも最終的に突破の条件をクリアしていく結果で期待に応えてきた歴史がある。
 
 そうやって培ってきたカップ戦での勝負強さをここでも発揮したい。そして、決勝が開催される“ホーム”の埼玉スタジアムに勢いを持って戻ることが理想だ。

 少なくとも1点が必要なことや、第1戦での先制点を見てもキャスパー・ユンカーの継続起用は濃厚で、その他のポジションではいくつかローテーション起用も視野に入るだろう。1-1というスコアは延長戦への突入も現実的な視野に入る。

 ロドリゲス監督は「攻撃を仕掛けて1点、2点と取れば、相手は3点が必要になる。もっとも、残り10分で1点を取れば良い状況になることも頭に入れたい」と、様々な状況を想定したうえで試合に臨むことを話している。

 バランスを崩さずに戦いながら、勝負どころを見極める指揮官の采配にも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

ルヴァンカップ準決勝第2戦
セレッソ大阪対浦和レッズ
10月10日(日)/15:00/ヨドコウ桜スタジアム

C大阪|準決勝までの戦績
▼準々決勝
1 G大阪(H)●0-1
2 G大阪(A)〇4-0

[C大阪|浦和との第2戦展望] ※第1戦の結果は△1-1
 アウェーで行なわれた第1戦。セレッソ大阪は、12分に先制こそ許したが、66分に山田寛人のゴールで追いつき同点。1-1の引き分けで終えた。

 試合後、「アウェーゴールを奪っての勝点1は、ポジティブに捉えている」と小菊昭雄監督は話した。セレッソとしては、内容面でも少なくない手応えを掴んだ。

 今回のルヴァンカップ準決勝で対峙した浦和レッズとは、先月もリーグ戦で対戦したばかり。0-2というスコア以上に内容面でも大きな差を感じさせ、まさに「完敗」(小菊監督)と呼べる結果に終わった。そこからチームがどう変化を見せ、リーグ戦とは異なる試合を演じるか。チームの成長が問われた。

 そんな中、今回も立ち上がりこそプレスがかからず相手にボールを握られ、早い時間に先制点を許したが、そこから主導権を握られ続けるのではなく、前半の内に少しずつ流れを引き寄せると、後半は前からのプレスで試合を掌握。同点のシーン以外にも3度クロスバー直撃のシュートを放つなど、複数の決定機を作った。

「チームとしても個人としても、成長が見られたことを嬉しく思う。一人ひとりが粘り強くチャレンジ&カバーを繰り返し、時間の経過とともに守備でも対応できた。攻撃も、相手の強度の高いプレスに対し、準備してきたことができた時間も増えた」

 指揮官はこう試合を振り返り、手応えを強調した。“完敗”の残像を振り払ったことが、セレッソにとって何よりの収穫となった。
 
 もっとも、選手たちは冷静な視点も忘れない。

「前半の最初や終盤は、なかなかボールを握れず、相手の時間が長かった。最近は入りが悪い試合も多いので、そこは足りない部分」(坂元達裕)。

「持たれることは想定しながら、『いい守備からいい攻撃に』という話はしていた。最初からできれば、もっといい形で進めることができる」(山田)。

 第2戦のポイントとしては、どう試合に入っていくかという部分。0-0でも決勝進出は可能という条件はあるが、試合前日、指揮官は、「ゴール前をしっかり固めてリトリートする考え方もあるとは思うが、私としては、ボールを奪う、ゴールを奪うサッカーを大切にしたい。もちろん、リスクはあるが、リスク管理もしっかりやりながら、アグレッシブなサッカーを表現したい」と話し、あくまで勝利を目指すことを強調した。積極的に浦和のビルドアップに制限をかけ、果敢な姿勢でゴールを目指したい。

 ファイナル進出をかけた“180分、プラスアルファの戦い”の決着戦。第1戦を踏まえたうえでの戦術的な駆け引きとともに、「人にバトルする、球際で勝つ」(小菊監督)といった対人での戦いや、「最後までチームが一体感を持って、全員で決勝進出を強く思うこと」(小菊監督)といったメンタル面も重要になる。

 この試合、セレッソは、怪我でしばらく戦列を離れていた清武弘嗣キャプテンがメンバー入りする可能性もある。チーム一丸で、17年以来となるファイナル進出の切符を掴み取る。

取材・文●小田尚史(サッカーライター)

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