【オーストラリア戦のスタメン予想】窮地に立つ森保ジャパン。思い切った策は打てるのか?

【オーストラリア戦のスタメン予想】窮地に立つ森保ジャパン。思い切った策は打てるのか?

ワールドカップのアジア最終予選の第4戦としてオーストラリアと対戦する森保ジャパン。負けられない一戦だ。



 カタール・ワールドカップ出場を目指す日本代表は、10月12日、埼玉スタジアムでアジア最終予選の第4戦、オーストラリア戦を迎える(19時10分キックオフ)。

 10月7日(日本時間10月8日の早朝)に行なわれたアウェーのサウジアラビア戦に0-1で敗れ、今最終予選で2敗目を喫した森保ジャパン。12か国がふたつのグループに分かれ総当たりで10試合を戦い、各グループの上位2か国、計4か国がワールドカップの出場権を獲得(各3位チームはプレーオフへ)するレギュレーションで、日本は1勝2敗でグループ3位に立つ。3連勝のオーストラリア、サウジアラビアに勝点6差を付けられている厳しい状況だ。

 オーストラリア戦を含めて、残り7試合を残しているとはいえ、すでに非常に苦しい立場にある日本にとっては、ホームで負けらない一戦だ。得失点差でサウジアラビアを上回ってグループ首位に立つ相手にも果敢に挑みたい。

 森保一監督は試合前日会見で「3試合を終えて厳しい状況に置かれていることは、もちろん承知しています。しかしながらワールドカップ最終予選はすべて厳しい試合の連続ということは覚悟していたことですし、まだまだ我々次第で巻き返せるチャンスはあると思っています。ワールドカップ出場権獲得のために、明日の試合も臨みたいと思います」とコメント。

 メンバーに関してはこう説明した。

「まずは考え方は変わらず、明日のオーストラリア戦に向けて、我々が勝つためにベストな選手を選んで、メンバーを決めたいです。昨日も練習していて、ゲーム形式の練習をしていますが、今日、また改めて選手の動きを確認したうえで明日のメンバーを決めたいと思います。

 戦い方が変わっていないように見られるかもしれませんが、毎回、対戦相手が違うので、その特長である相手のストロングポイントを消していけるように、そしてウィークポイントを突けるように、今日の練習でも明日の試合を想定して、相手の良さを消しながら自分たちの特長を出せるように準備していきたいです」
 悪い流れを変え、ホームで勝利を掴まなくてはいけない一戦にどういった顔ぶれで臨むのか。思い切った策を打つ可能性もあるが、これまでの傾向を見ると、サウジアラビア戦のスタメンから3〜4人を変更する流れか。

 GKは淀んだ雰囲気を払うように、経験豊富でチームに活を入れられる38歳、川島永嗣の起用もあるかもしれない。ただ、最終予選でもこれまで通り、守護神を務める権田修一が、ゴールマウスを守る確率のほうが高いのではないか。もし東京五輪で評価を高めた谷晃生の抜擢があるなら、周囲を驚かすだろう。

 CBは実力、コンビネーションの面で考えても、キャプテンの吉田麻也、冨安健洋のコンビで固いはず。 

 SBの序列は右は酒井宏樹、左は長友佑都が一番手だが、勢いをもたらすためにオーストラリア戦では室屋成、中山雄太に任す手もあるだろう。2枚とも、もしくはどちらか1枚を変える形も考えられる。
 

 最終予選の初戦から3試合連続で柴崎岳&遠藤航のコンビで臨むボランチは、サウジアラビア戦はミスも重なり、リズムを生み出せず。オーストラリア戦は、相手を見てポジショニングでき、柔軟にパスを出し入れできる田中碧や守田英正のパフォーマンスを見たいところ。勝ちにいかなくてはいけないシチュエーションでは、鋭い縦パスやフィードも通せる田中がチョイスされるかもしれない。

 中盤2列目の右では、サウジアラビア戦は累積警告により出場停止だった伊東純也が戻ってくる。一方でトップ下と左サイドの組み合わせはどうなるか。サウジアラビア戦では多くの守備のタスクを担い、攻撃面で思うように輝けなかった鎌田大地、南野拓実を指揮官は信じてそのまま送り出すか。それとも、本来は最前線のほうが生きそうだが、森保ジャパンでは左サイドでの出場がメインになっている古橋亨梧を起用し、攻撃に幅を持たせるか。はたまた南野をトップ下に回すか。相手に合わせていくつかの組み合わせは考えられる。
 そしてCFはやはりチームの中心で、指揮官も信頼を寄せる大迫勇也がスタメンに名を並べるのではないか。オナイウ阿道も控えるが、大迫へのパスを起点に攻撃を構築するパターンも多いだけに、外しにくいキーマンと言えるのだろう。もっとも点が欲しい状況では早めの交代策が必要になるはずである。

 本来であれば、この予想が外れるような、相手が驚くようなスタメン選び、システム変更など大胆な手に期待したいところ。もっとも今はどんな形でも勝利を手にし、少しでも自信を回復することが先決であろう。

「自分たちが積極性を取り戻さなくてはいけない。距離感を取り戻すには、サポートの質を改善しなくてはいけなく、テンポが上がり、パスがつながっていけば自信を取り戻せるのではないか」と吉田も語る。

 大きなプレッシャーを背負いながらアグレッシブにプレーきるか。後がないオーストラリア戦で森保ジャパンはどんなパフォーマンスを見せてくれるか。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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