【セルジオ越後】森保監督のクビは繋がったかもしれないが…点が取れないFWはまだ使われることになるの?

日本代表がオーストラリアに勝利 セルジオ越後氏は得点力不足について指摘

記事まとめ

  • 森保一監督の進退問題も取り沙汰される中、日本代表がオーストラリアに2-1で勝利した
  • 森保一監督が涙を浮かべたことについて、セルジオ越後氏はあまりにも経験不足と断じた
  • また、セルジオ氏は「誰が得点力不足を解消するのかという問題は残ったまま」と述べた

【セルジオ越後】森保監督のクビは繋がったかもしれないが…点が取れないFWはまだ使われることになるの?

【セルジオ越後】森保監督のクビは繋がったかもしれないが…点が取れないFWはまだ使われることになるの?

進退が懸かった大一番を勝ち切った森保監督。しかし厳しい戦いは続く。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)



 森保ジャパンが首の皮一枚つながったね。ワールドカップ最終予選のオーストラリア戦は、終盤の相手オウンゴールによって日本が2-1でなんとか勝ち切った。
 
 この試合までに日本はすでに2敗を喫していて、森保監督の進退問題が取り沙汰されていた。負けはもちろん、引き分けも許されない状況だっただろう。そんな一戦で、試合前に彼の眼には涙が浮かんでいた。その人間性もあるのだろうが、監督としてはあまりにも経験不足。指揮を執る人が試合前に泣いている場面なんて見たことがないよ。お人よしというか、もっと精神的に磨かなくてはいけないよ。

 試合は真っ向からぶつかり合う展開になったけど、お互いに中東から入ってきて、遠征や時差による疲れが所々で見えていた。日本は後半、だんだんとプレスが効かなくなっていたし、オーストラリアも序盤に失点しても後ろで回しながら消耗しないようにやっていた。

 そんななかで、日本はトリプルボランチでオーストラリアのポゼッションに対抗した。この試合のMVPには、先制点を挙げ、攻守にフル稼働した田中碧を推したいけど、ヒーローになったのは決勝のオウンゴールを誘発した浅野だね。終盤にかけて古橋とともにスピードで運動量の落ちたオーストラリアをかき回して、勝ち越しへの道筋をつくった。

 久保くんや堂安が怪我でいなかったなかで、なんとか今の持ち駒の速さという強みを生かして勝利をもぎ取った感じだよ。ただ、これで日本代表というチームが分からなくなった。本当に誰がレギュラーに相応しいんだ? レギュラーとして使われている大迫や南野は相変わらず点が取れないけど、きっとまた森保監督はスタメンで使うんだろう。かと言って、浅野をスタメンで使って確実に点が取れそうな印象もない。

 結局、森保監督の首はつながって、ドラマ好きの日本人にはもってこいの展開になったかもしれないけど、どうやって点を取るのか、誰が得点力不足を解消してくれるのか、という根本的な問題は残ったままだ。
 
 森保監督はこのまま不調の大迫や南野といった攻撃陣を不動のスタメンで使い続けるつもりなのかな。現状からは、日本代表には競争が存在するようには見えないよ。
 
 田中にしても、サウジ戦で柴崎がミスをしなかったら使ってもらえたかどうかは分からない。浅野にしても久保くんや堂安がいたら、起用されなかったでしょ。結果論で抜擢した人が当たったようには見えるけど、監督が競争を生み出してチーム内を活性化しているわけじゃないよね。

 だから、まだまだ日本代表はチームとして余力があるわけじゃない。たまたまうまくいった戦術が次に使えるとは限らないし、日替わりのヒーローが次に出てくる保証もない。日替わりヒーローが次々出てくる強いチームなんて聞いたことがないよ。前線にしっかりと得点源となれる選手がいなければ、日本はまだまだ余裕のない戦いを強いられていくんじゃないかな。

 次はベトナム、オマーンと敵地での戦いが続く。寒くなってくる日本やヨーロッパから暑い国への移動は厳しい。11月も茨の道になりそうだよ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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