ミズノが中村憲剛らとコロナで苦しむ学生らへ「エールを届ける」ウォールアートを制作。テーマは“ENGINE=円陣”

ミズノが中村憲剛らとコロナで苦しむ学生らへ「エールを届ける」ウォールアートを制作。テーマは“ENGINE=円陣”

「時之栖スポーツセンター」に完成したウォールアート。幅、約25メートル、高さ、約3メートルの大きさとなっている。写真提供:ミズノ




 ミズノは、アートの持つ力でサッカーに携わるすべての人にエールを届ける新たな取り組みとして、株式会社OVER ALLs(オーバーオールズ)と協力し、1995年にサッカープレーヤーの稽古場として設立され、現在は年間約30万人ものプレーヤーが訪れるサッカーの聖地「時之栖スポーツセンター」(静岡県・御殿場市)の「うさぎ島グラウンド」施設内に、ウォールアートを制作。10月11日にはオンライン発表イベントを行なった。

 ウォールアートの制作は、コロナ禍でもサッカーに真摯に向き合うプレーヤー 、それを支える方にエールを送りたいというミズノの想いと、アートで「楽しい国、日本」 の実現を目指すOVER ALLsの想いが合致し、始動したという。

 イベントに参加した中村憲剛氏も「(時之栖スポーツセンターは)多くの学生がプレーしたと思う場所で、語り継げるような、先輩や後輩らがつながっていけるような、アイコンになるんじゃないかと思います。僕自身も日本サッカーに本当に支えていただき、僕自身が貢献できることはなにかないかなと、そうしたミズノさんと僕の想い、そしてオーバーオールズさんの素晴らしい想いが合致しました」とコメント。

 ウォールアートのテーマは“ENGINE=円陣”。デザインでは円陣を組む人々の“眼”にフォーカス。大きな青い眼の中には、よく見ると円陣が描かれており、「今までもこれからも一緒に未来に進む仲間たち」を表現している。

 また、過去、現在、未来に向けて、これからも多くの眼で、プレーヤーの成長を見守り続ける 「時之栖スポーツセンター」 の姿も表現し、サッカーの聖地・御殿場で、何年経ってもサッカーに携わるすべての人を励まし、応援し続けるものになることへの願いも込められているという。ウォールアートの大きさは幅、約25メートル、高さ、約3メートルとなっている。
 


 デザインを担当した山本勇気氏は「今のリアルな高校生たち、関係者の方を描きたい思いまして地元の高校生の練習に参加させてもらいまして、そこでエンジンを組ませてもらったり、写真を撮らせてもらったり、そうしないと説得力のある絵にならないと思っていました」と制作の舞台裏を説明。

 OVER ALLsの赤澤岳人代表取締役社長は「アートにできることと、言いますと今回、ミズノフットボールさんが商品のPR、宣伝をしたいなどというより、もっと奥にある、想い、部活を頑張っている子どもたちの応援をしたいという想いをストレートに表現する場を、日本の会社さんでやられるところは、そんなにないと思っていて、その想いをアートで表現するところは、実はすごくウォールアート自体はインパクトがありますが、その動き自体もインパクトがあると思っています」と語った。

 実際の作業に参加した中村氏は「スプレーで描くのは濃淡が難しくて」と笑顔で振り返り、完成した作品に関して「素晴らしいです。サッカーも芸術性はあると感じていまして(アートとの)親和性はあると思います。ただ、このかけ合わせはあまり聞いたことがない。担当者の方から想いを聞いたときは実物はどうなるんだろうと思いはありましたが、コンテナまではイメージできましたが、そこにまつわる作品が描かれるということで。本当に凄いです。みんな行っていただき、フォトスポットの名所になってほしいです」とピーアール。

 学生たちに向けては「コロナ禍でトレーニングができなかったり、大会が中止になったり、合宿も張れなかったり、とにかく今の学生の子たちのことを考えると凄く胸が苦しい」と慮り、「みんなの頑張りをサポートする大人がここいるんだと今日の会見で知ってほしいです。大人になった時にこのウォールアートを見て『ああ、こういう時もあったよね』と話してもらいたいですね」とエールを送った。

 強い想いが込められたウォールアートは、多くの人の心に残る作品になりそうだ。

<ウォールアートのアートストーリー について>
〜“ENGINE=円陣”〜
『この一年半、いろいろあった。いや、あったというより、なくなった。
授業とか試合とか部室で語り合う時間とか。そんな今だからこそ
僕たちは、どんな状況でもなくならないものをここに刻んだ。
それは“仲間と一緒に過ごした時(とき)”。
それだけは何があっても君たちの心の中にある。
そしてそれはこれからの長い人生の中で、ここぞ!という時に、
君の心のエンジンとなる。必ず、なる。大丈夫。
君はいま、ちゃんと未来に向かっている。』


<ミズノフットボールの目指すところ>
ミズノフットボールは、“Japan のフィロソフィーの もと、サッカーにすべてを捧げるプレーヤー、そしてそのプレーヤーをサポートする方にとって、必要とされる、寄り添うブランドでありたいと考えています。
 コロナ禍の社会環境の中、様々なスポーツシーンに制限がかかり、サッカーにおいても、これまでの当たり前が通用しない状況になっています。このような時でも、一度しかないこの瞬間に情熱を燃やし続けるプレーヤーがおり、それを多方面から支えている方がいます。
今回制作したウォールアートが、どのような状況下でもサッカーに真摯に取り組むプレーヤー、それを支えるすべての方を励まし、5年、10年、その先まで、サッカーの聖地・御殿場でそのアイコンとして、応援し続けるものになることを願っています 。
 ミズノフットボールは、“サッカーにすべてを捧げるプレーヤー 、それを支える方に寄り添うブランド”として、これからも本質を徹底的に見つめたプロダクトの追求、サッカーの環境づくり、競技レベル向上を支える クリニックや大会開催などを通じて、これからも日本がサッカーの国として成長していくことに貢献していきます 。


<株式会社OVER ALLs プロフィール>
 2016年設立。「楽しんだって、いい」を企業理念に掲げ、『楽しい国、日本』という作品の完成を目指すアートカンパニー。オフィスアートやオーダーアートの企画制作、東京都目黒区にてアートのセレクトショップ「 OVER ALLs STORE」を運営。
 抜群の発想力・ユーモアを兼ね備えた、代表:赤澤岳人と圧倒的画力を持ちながら、「伝える」を大切に描く、副社長兼画家:山本勇気を中心に、全国各地を飛び回りアートの力で「 WOW! 」を日本中に生み出している。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

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